カテゴリー「芝居・一般」の453件の記事

『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』

『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』
紀伊國屋サザンシアター

作 キアラ・アレグリア・ヒュディス
翻訳・演出 G2
出演 尾上右近 篠井英介 南沢奈央 葛山信吾 鈴木壮麻 村川絵梨 陰山 泰

このタイトルの意味が芝居の途中で判る瞬間、登場人物たちの苦しみが一気に見ている自分に押し寄せて来た。
役者さん、みな良かった。

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『ジハード 』

世界最前線の演劇1
『ジハード ―Djihad― 』 

作:イスマエル・サイディ
翻訳:田ノ口誠悟
演出:瀬戸山美咲
出演:さいたまネクスト・シアター0(ゼロ)
堀源起、竪山隼太、鈴木彰紀 / 小久保寿人

出演者は4人。舞台装置はほぼ無い。
休憩なし約2時間。
圧倒される舞台だった。

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『フリー・コミティッド』

『フリー・コミティッド』
DDD青山クロスシアター

作 ベッキー・モード
翻訳 常田景子
演出 千葉哲也
出演 成河

成河さんが2時間ひとりで38役を演じる芝居。
青山クロスシアターが丁度良いサイズ感。

青山クロスシアター、行かれた事がある方はご存知でしょうが、劇場が地下で急な階段を降りなければいけないのですよね。
年取ったら行かれない劇場なので、今のうちに楽しまないと。

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『黒蜥蜴―全美版―』

新派130年 花形新派公演
『黒蜥蜴―全美版―』三越劇場

原作:江戸川乱歩
脚色・演出:齋藤雅文
出演:喜多村緑郎/河合雪之丞/春本由香/伊藤みどり/秋山真太郎(劇団EXILE)/今井清隆

昨年に引き続きの上演。
完全に新派のレパートリー演目となっている。

雪之丞さんの黒蜥蜴、最も相応しい俳優と言っていいくらいのハマり役。
緑郎さんの明智、昨年も書いたが、問答無用の格好良さ。

まさに「美的恐怖恋愛劇」。
かつての段春コンビ万歳と叫びたい。

昨年の感想。

http://karintheater.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-ba7c.html

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オフィス3〇〇『肉の海』

オフィス3〇〇公演 
『肉の海』 本多劇場

原作:上田岳弘 
脚本・演出:渡辺えり 

出演者: 
青木さやか 大地洋輔 尾美としのり 久世星佳 土屋佑壱 土屋良太 土居裕子 原扶貴子 
藤田記子 樋口浩二 ベンガル 三田和代 宮下今日子 屋比久知奈 渡辺えり 

秋田かおる 内山日奈加 川口龍 小出奈央 坂梨磨弥 寺尾実里 友寄有司 滑川龍太 
早石実結 藤枝久純 藤本沙紀 松井歩 宮本翔太 薮内明 
 

下北沢がどんどん不便になっている。
ホームから改札は遠いし、南口は無くなっているし。
改札出て目の前が駅前劇場というのが良かったのに。

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『酒と涙とジキルとハイド』

『酒と涙とジキルとハイド』
東京芸術劇場

作・演出:三谷幸喜
出演: 片岡愛之助 優香 藤井隆 迫田孝也
Musician 高良久美子 青木タイセイ

面白かったです。とにかく余計な理屈はどうでもよく、ひたすら目の前の芝居を楽しむ。何と健全なことか。
本当におもしろくて、素敵な時間でした。

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こまつ座『たいこどんどん』

こまつ座『たいこどんどん』
紀伊國屋サザンシアター

作 原作/井上ひさし
演出/ラサール石井
出演/柳家喬太郎、江端英久、
有薗芳記、木村靖司、俵木藤汰、野添義弘、森山栄治、小林美江、
酒井瞳、新良エツ子、武者真由、あめくみちこ

江戸の薬種問屋の若旦那・清之助と太鼓持ちの桃八。
品川で薩摩の侍と揉め事を起こし、飛び込んだ海から流れ流れて釜石へ。
艱難辛苦の旅を続け、ようやく江戸に帰り着いたが…という筋書き。

主役二人以外は何役も兼ね、特にヒロイン的ポジションになる女優さんは重要な役回を担う。
2人の旅の発端となる若旦那と馴染みの品川の芸者・袖ヶ浦をはじめ、要所要所で若旦那を誘惑し、転落させる女となる。

若旦那が「袖ヶ浦に似ている!」となるのが、見ている方としてはおかしい。
観客みな「同じ女優だから当たり前だろ!」と心の中で突っ込んでいるに違いない。

『たいこどんどん』、演劇ファンとしては2011年5月に蜷川幸雄さん演出版も記憶に新しい。
桃八・古田新太、若旦那・中村橋之助(現・芝翫)というコンビ。
実は勘三郎さんで企画していたらしい。夢の勘三郎・古田コンビ、切実に見たかった!

ヒロインは鈴木京香さん。旅の登場人物はほぼ地元の方言となる為、東北出身の京香さんはハマり役だった。

2011年の上演は震災のあった直後の上演。
ソワレが終わり劇場を後にすると、渋谷駅までの道のりが信じられないくらい暗かった。
そんな中2人で釜石、遠野、盛岡、塩釜と旅していく姿は、何とも言えず胸に迫るものがあった。

私は古田さんのファンだが、此処10年くらいの出演舞台の中では、桃八が一番素晴らしかったと思う。

今回のこまつ座、ラサール石井演出版は、奇をてらうことなく、戯曲と向かい合った芝居となっていた。
時代が移っても、意に介さず逞しく生きる庶民。
その一方ラストシーン服装を変え、「日本はこれから変わる」と歌う群衆の不気味さ。

舞台装置は簡素だが、何故かちょっとした事に歌舞伎っぽさを感じた。

柳家喬太郎さん、さすが本職の落語家さんだけあり、一幕が圧巻。
一幕の二人の珍道中といえる旅は見ていて楽しい。

二幕、桃八が啖呵を切る場面、ボロボロになった清之助が桃八を叱咤する場面、2人の意地や根底の強さが響いてくる。

改めて『たいこどんどん』、良い脚本である。

この先も上演の機会はあると思うが、望みをいうならもう少し若い俳優さんでも見てみたい。
芸達者な方では無いと厳しいのだろうが(特に桃八)、若旦那と駆け出しのたいこのコンビなので。

『バリーターク』

『バリーターク』
KAAT神奈川芸術劇場

作 エンダ・ウォルシュ
翻訳 小宮山智津子
演出 白井晃
出演 草なぎ剛 松尾諭 小林勝也 佐野仁香(Wキャスト) 筧礼(Wキャスト)

この芝居が発表された時「チケット取れないだろうな…」とまず思った。
白井さんの演出作品はなるべく見たいと思っているが、チケット争奪戦の最前線に乗り出すほど自分はもう若くない。
でも何とか一般発売でチケット確保出来、最後列の席とはいえ劇場に入る事が出来た。

しかし思った以上に手強かった。
白井さんの演出作品は、過去難解な芝居もあったが、『バリーターク』はそれらとも違う。

男二人が部屋に閉じ込められ、音楽を聞き、服を着替え、会話を交わす。
彼らは一体何者で、何故部屋にいるのか。部屋から出る事によって何が起こるのか。

明確な答えは何一つ提示されないままであるる

訳が分からない芝居でも、考えるな、感じろで楽しめるものもあるけれど、今回はどうにも不可解でよく判らない気持ちの悪さが残った。
もしかするとそこが狙いなのかもしれないが。

余り色々考えなくても、草なぎくんと松尾さんの絶妙のやり取りを見ているだけでも面白い。

手強いけど、惹かれる。そんな芝居だった。

『Take me out 2018』 再観劇

『Take me out 2018』 再観劇
DDD青山クロスシアター

作:リチャード・グリーンバーグ
翻訳:小川絵梨子
演出:藤田俊太郎
出演:玉置玲央 栗原類 浜中文一 味方良介
小柳心 陳内将 Spi 章平 吉田健悟 竪山隼太 田中茂弘

4/28に再観劇。
もう2、3回見たかったくらい好きな芝居。
今年見た中で一番好きかも。

前回の感想。

http://karintheater.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/take-me-out-201.html

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舞台「宝塚BOYS」復活!

宝塚歌劇団男子部の青春を描く舞台『宝塚BOYS』4度目の再演

昼休みにニュース見て、職場で叫びそうになった。

大好きな脚本の舞台。
初演と三演目のDVDも持っています。

演劇は消えてしまう芸術だから、評判が良くても再演が実現しなければ忘れられていく。
素晴らしい脚本である「宝塚BOYS」を、また見る事が出来るというのが、いち演劇ファンとして嬉しい。
絶対に後世に残してほしい芝居。

制作が東宝からcubeに変わり、team SEA、team SKYの2チームWキャストでの上演。
愛華みれさんと山西惇さんは固定。
初演以来この舞台を支えていた初風さんと山路さんは交代。寂しい。

良知くんが上原かな?前回は竹内役。上原の方が合ってると思う。
そして藤岡くんと東山くん!竹内と星野だといいな。ううう嬉しすぎる。

星野はダンス突出、竹内は歌突出、上原は両方そこそこで優等生(愛すべきダメリーダーだけど)。
そのバランスが大事。

日程、完全に前半と後半で分かれているのですね。友人に指摘されるまで気が付いていなかった。
地方公演はSkyチームのみ。

本当に本当に待ち望んでいた再演。
楽しみだけど、今年も8月は芝居で忙しくなりそう。

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