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カテゴリー「芝居・一般」の414件の記事

デス電所『すこやかに遺棄る』

デス電所『すこやかに遺棄る』
下北沢 OFF・OFFシアター
 

作・演出 竹内佑

デス電所が5年振りに帰って来た!
喜び勇んで下北沢へ。

この週末、他にも見たい芝居はあったが、やはり此処はデス電所しかないでしょう。
相当刺激の強い内容らしく、グロ苦手な自分が何処まで頑張れるか。
でもこのくらい強烈な内容の芝居では無いと、豊洲で頭おかしくなってる自分の脳みそが落ち着かない気もした。
(ホント今は髑髏城というか、主に山本蘭兵衛のせいで頭がおかしい。)

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『フェードル』

『フェードル』
Bunkamuraシアターコクーン 一階H列
 

作:ジャン・ラシーヌ
翻訳:岩切正一郎 
演出:栗山民也
出演
大竹しのぶ 平 岳大、門脇 麦、谷田 歩、斉藤まりえ、藤井咲有里、
キムラ緑子、今井清隆

舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼ(今井清隆)を探すため息子イッポリット(平 岳大)は国を出ようとしていた。 

一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝く継子イッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。 

苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(門脇 麦)。イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。そんな中、テゼが突然帰還して・・・(公式サイトより)

ギリシア悲劇がベースの、ラシーヌの戯曲。
観劇から一週間たっているのだが、まだ自分の中で消化出来ず。
それ程難敵な演目だった。

膨大な台詞劇で、舞台上の役者も戦っているのだが、観客の私たちにも戦いが必要。
どうにもその戦いに、破れてしまった気分。

演劇というのは、やはり生の会場で、五感をフルに使って観なければならない。
そして「判らない」のではなく、こちらも相応の知識と感性が必要。

改め気付かされた芝居だった。

それにしても舞台俳優というのは「声」が本当に重要。
登場する役者さん、美声の方が多く、台詞に聞き惚れました。

劇団青年座 『わが兄の弟 ―贋作アントン・チェーホフ傳―』

劇団青年座 第226回公演
『わが兄の弟 ―贋作アントン・チェーホフ傳―』

2017.4.7 紀伊國屋ホール
 
作 マキノノゾミ
演出 宮田慶子

初日に観劇。
チェーホフの伝記風の構成の舞台だが、マキノノゾミさんの立派な創作。
チェーホフ一家のエピソード~避暑地での出来事を経て、遠くサハリンの流刑地へ赴く。
画家である次兄の元恋人であり、アントン・チェーホフにとって忘れられない女性に会いに。

チェーホフの戯曲の内容を思わせるような、組み込まれたエピソードの数々。
チェーホフに詳しければ、もっと構成の巧みさが楽しめたのだろうなと思うと悔しい。

アントンやその兄たちも面白い人物だが、何といっても女性たちが魅力的。
死病に取りつかれても、凛とした長女を筆頭に、避暑地で会う三姉妹。
(この場面、照明がとても綺麗)

そしてサハリンで再会するニーナ。

この時代のロシアの暗黒部分を、一手に引き受けたような悲劇。
冒頭で登場するニーナが、明るく聡明であるがゆえに、狂気の姿は悲しい。
彼女の何が、死んだ姉への執着を生むのか。

農夫の妻となっているニーナは、それでも夫に愛され子沢山の立派なおっかさんだった。
(次兄の役者さんの二役?)
兄の描いたニーナの肖像画は、アントンの手から渡される。

苦しみの果てにも僅かに光が差し込むような結末。

戯曲の巧みさに脱帽。

紀伊国屋ホールとか、下北沢の本多劇場に行くと、自分が若くて生意気な、演劇ファンだった頃を思い出すなぁ。

『The Dark』

オフィスコットーネプロデュース『The Dark』
吉祥寺シアター

原作:シャーロット・ジョーンズ 
翻訳:小田島恒志・小田島則子
演出:高橋正徳(文学座)
プロデューサー:綿貫 凜

中山祐一朗 小林タカ鹿 松本紀保 碓井将大
ハマカワフミエ 福士惠二 山本道子

ー三つの家族、ある一夜の不思議な物語ー

舞台はイギリスの典型的なテラスハウス。
同じ間取りの三軒の家に、三つの家族が生活している。
それぞれの家族には秘密があり、ある日突然 訪れた「闇」を境に、それは徐々に明るみに出る。
家族だからこそ、近しい相手だからこそ、正直に話せなかった想い。
「The DARK(闇)」の中で少しずつ自分をさらけ出していく
家族の、崩壊と再生の物語。

イギリスの戯曲とのことだが、家族の悩みや摩擦というものは、国が違えど共通と思わせてくれた。

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『白蟻の巣』

『白蟻の巣』
新国立劇場

作:三島由紀夫
演出:谷賢一
出演:安蘭けい 平田満 村川絵梨 石田佳央 熊坂理恵子 半海一晃

ブラジルのコーヒー農園に移住した、没落貴族とその使用人である運転手夫妻との、歪な恋愛関係の物語。

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『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』

新国立劇場演劇研修所公演 第10期生修了公演
『MOTHER-君わらひたまふことなかれ』

作 マキノノゾミ
演出 宮田慶子

新国立劇場の研修生による公演。
新国立で上演される舞台は定期的に見ているが、研修所出身の俳優さんたちの活躍が目覚ましく、一度研修生さんの公演を見てみたかった。

若い俳優さんらしく、力いっぱい演じている姿が、とても好ましい舞台。
感心したのは、台詞がみなさん綺麗に聞こえること。
日本語を大切にしているのだな、と嬉しくなった。

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『足跡姫』

NODA・MAP『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』
東京芸術劇場 プレイハウス

作・演出 野田秀樹
出演 宮沢りえ 妻夫木聡 古田新太 佐藤隆太
鈴木杏 池谷のぶえ 中村扇雀 野田秀樹 他

「死んだら残らない」
肉体の芸術に生涯を捧げた、中村勘三郎、三津五郎へのオマージュ。

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『田茂神家の一族』

東京ボードビルショー第71回公演
『田茂神家の一族』
所沢市民文化センター MUSE

作  三谷幸喜 
演出 山田和也
音楽・演奏 園田容子
出演 佐藤B作・佐渡稔・石井愃一
市川勇・たかはし等・あめくみちこ
山本ふじこ・瀬戸陽一朗・中田浄
まいど豊・市瀬理都子
京極圭・玉垣光彦・村田一晃
大迫右典・石川琴絵・小沼和
喜多村千尋・平田美穂子
客演 角野卓造・石倉三郎

初・所沢市民文化センター。
所沢に親戚がいたりと、近くを通る事は度々あったのだが、ホールに入るのははじめて。

このホール、良いですね。
駅からは徒歩10分くらい。バスの本数も多いからアクセスも良い。
歌舞伎の地方公演で行くような、駅からは遠い、バスも30分に1本といったホールに比べれば、断然行きやすい。
(地元の人は車で行く事が前提になっていると思うので、交通手段が不便なのは仕方がない事なのだが、大変は大変なのだ)

客席も段差があり、何より音が良い。
良いホールなので、今後演劇関係の公演が増えると良いな。

本日の公演は三階席まで満員!
1回公演なのが本当にもったいない。

歌舞伎の巡業も此処で上演されないかな。

東京ボードビルショー、40周年記念公演とのこと!
安定した面白い芝居だったが、その安定が嬉しい。

続く…かも?

カクシンハン『マクベス』

Theatre Company カクシンハン
『マクベス』
東京芸術劇場 シアターウエスト

演出:木村龍之介
作 :W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子

シェイクスピア好きなら見に行きたいカクシンハン、今回は『マクベス』
河内大和さんと真以美さんのマクベス夫妻と聞けば、期待は高まる。

今回は友人にチケットを譲ってもらったので、もの凄い良い席での観劇でした。
何だか申し訳無い…。
目の前で役者さんの息遣いを堪能。凄く刺激的だった!

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新派『華岡青洲の妻』 

初春新派公演
『華岡青洲の妻』 四幕
三越劇場

作 有吉佐和子    
演出 齋藤雅文    
      
於継 : 水谷八重子   
華岡青洲 : 喜多村緑郎   
加恵 : 市川春猿 改め河合雪之丞   
小陸 : 波乃久里子 

春猿さん改め雪之丞さんの新派移籍第一作という事で観劇。
久しぶりの新派でしたが、凄く凄く良かった。
芝居そのものが良いのもあるが、舞台全体の空気感のようなものが非常に心地よかった。
上手くいえないのだけど、ああ、古い時代の日本なのだと、観客が肌で感じられるというか。

時代もののお芝居は、最近多く上演されているし、私も見る機会がある。
でも幕が開いた瞬間に、きちんと古い日本の空気が感じられる芝居は、なかなか思い当たらない。
若い劇団には出せない空気だ。

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