カテゴリー「芝居・一般」の480件の記事

『怪談 牡丹燈籠』

B 藤間勘十郎  文芸シリーズ  其の四
『怪談 牡丹燈籠』 三越劇場

作 三遊亭円朝   
上演台本・演出 藤間勘十郎   
出演 北村有起哉、北翔海莉、三林京子、舞羽美海、市瀬秀和 他


『怪談 牡丹灯籠』観劇。
正直期待ほどでは…という芝居で残念。

『牡丹灯籠』は様々な人間の因縁が絡み合い、複数の話が複雑に進んでいく。

「お露新三郎」「お峰伴蔵」「お国源次郎」の三組の男女。
そして主人の仇討を孝介。

初見だと頭の中で整理するのが大変なのだが、その筋立ては判り易かった。

人間の業を凝縮したような伴蔵お峰の物語は面白い。
北翔海莉さんのお峰が良い。

だかどうも演出に感心しない。
歌舞伎風の演出を所々取り入れている。
だんまりや夏祭り風の殺しの場面など。歌舞伎の手法を使った演出を、歌舞伎以外の舞台で行うのはとても難しい。

有起哉くんの伴蔵ももう少し魅せてくれるかと思ったが。

とはいえ『牡丹灯籠』という物語は、改めて非常に面白いと再認識した。

最近見た中で面白かったのは、2017年に上演されたオフィスコットーネ版。森新太郎さんの演出。
まさに暗闇の中に人間の業が浮かび上がる舞台だった。

調べたら10月にBSプレミアムで『令和元年版 怪談牡丹燈籠』というドラマがあるらしい。
伴蔵が段田安則さん!2009年のいのうえひでのりさん演出版の時の伴蔵が、抜群だったので凄い楽しみ。

六月花形新派公演『夜の蝶』

0604 六月花形新派公演『夜の蝶』
三越劇場

作 川口松太郎 
補綴・演出/成瀬芳一
出演 河合雪之丞 篠井英介 喜多村緑郎 瀬戸摩純 山村紅葉
   伊藤みどり 田口守 河合宥季 ほか

毎年6月は三越劇場で花形新派の公演を見る。ここ数年ですっかり習慣となった。
今年は篠井英介さん出演という事で、大変楽しみでした。

今までそれ程感心の無かった新派だが、緑郎さん雪之丞さんのお蔭で、定期的に見に行くようになった。
(今でも段ちゃん春ちゃんって言ってしまうけど)

2人の代表作であろう『黒蜥蜴』をはじめ、良い芝居を作りだそうとしている姿勢が感じられて嬉しい。
もう少し客入りが良いとなお良いのだが…。

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六月大歌舞伎 夜の部『月光露針路日本 風雲児たち』簡易感想

みたに歌舞伎、6/3に早速観劇して来ました。
三谷さんの脚本さすがです。笑って笑って、悲しくて切ない。その匙加減が絶妙。(ちょっと歌舞伎に寄せそうと頑張りすぎな部分もあったが)

幸四郎さん、猿之助さん、愛之助さんの息のあった芝居は見応え十分。三谷さんの芝居の経験者だけある。

(以下ややネガティブな感想です)

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『恐るべき子供たち』

 05_07 『恐るべき子供たち』
KAAT神奈川芸術劇場

原作 ジャン・コクトー
上演台本 ノゾエ征爾 
演出 白井晃
出演 南沢奈央、柾木玲弥、松岡広大 馬場ふみか
デシルバ安奈、斉藤悠、内田淳子、真那胡敬二

演出の白井晃さんの美意識と緊張感が行き届いた舞台。
話の筋も自分好み…と思ったが、いまひとつ芝居に乗り切れなかった。
世界観とかもの凄く好きなのですがね。

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『ハムレット』

05_08 『ハムレット』
 シアターコクーン 1階席

 作 ウィリアム・シェイクスピア
 翻訳 河合祥一郎
 演出 サイモン・ゴドウィン
 美術・衣裳 スートラ・ギルモア
 出演 岡田将生 / 黒木華 / 青柳翔 / 村上虹郎 / 竪山隼太 / 玉置孝匡 / 冨岡弘 / 町田マリー / 薄平広樹 / 内田靖子 / 永島敬三 / 穴田有里 / 遠山悠介 / 渡辺隼斗 / 秋本奈緒美 / 福井貴一 / 山崎一 / 松雪泰子

岡田将生くん主演の「ハムレット」を観劇。非常に風変りなハムレットという印象でした。

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『木の上の軍隊』

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こまつ座 第127回公演『木の上の軍隊』
紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA

原案:井上ひさし 作:蓬莱竜太 演出:栗山民也 こまつ座、
出演:山西惇 松下洸平 普天間かおり 有働皆美(ヴィオラ奏者)

初演(2013)年以来の観劇。
初演を余り覚えていないのだが、テーマの大きさに芝居が負けていた印象だった。

今回はまるで印象が変わった。上手く言葉にできないが、芝居中はずっと見ている側も気持ちが張りつめていて、終わってカーテンコールになったら、ふっと涙が出てる。そんな芝居だった。

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『春のめざめ』

『春のめざめ』
神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ

原作フランク・ヴェデキント
翻訳酒寄進一
音楽降谷建志
構成・演出白井 晃

出演 伊藤健太郎 岡本夏美 栗原類
小川ゲン 中別府葵 古木将也 長友郁真
竹内寿 有川拓也 川添野愛 三田みらの
あめくみちこ 河内大和 那須佐代子 大鷹明良

ドイツの中等教育機関“ギムナジウム”で学ぶ優等生のメルヒオール(伊藤健太郎)、友人で劣等生のモーリッツ(栗原類)、幼馴染のヴェントラ(岡本夏美)。
ある日の帰り道、メルヒオールはモーリッツに、「子供の作り方」を図解で説明すると約束する。成績のさえないモーリッツは、学校での過度な競争にたえられず、米国への出奔を企てた。しかし、それが果たなかった彼は、将来を悲観して自殺してしまう。一方、メルヒオールは半ば強姦のように幼馴染のヴェントラと関係をもつ。
やがて自殺したモーリッツの遺品からメルヒオールからのメモが見つかり、モーリッツを自殺に追い込んだとして両親に感化院へと送られるメルヒオール。その後ヴェントラの妊娠が発覚、彼女の両親の知るところになり、ヴェントラは……。

 

『キンキブーツ』を見ていると、(駄目な所所もあれど)人間の素晴らしさを凄く感じるのだが、対象的にこの舞台では、人間の醜さや愚かさといったものを、強く感じた。

 

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『LIFE LIFE LIFE』

シス・カンパニー公演
『LIFE LIFE LIFE』~人生の3つのヴァージョン~
シアターコクーン A列より

作:ヤスミナ・レザ 上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
美術:金井勇一郎 照明:服部 基 音響:水越佳一 衣装:前田文子 ヘアメイク:佐藤裕子
演出助手:西 祐子 舞台監督:瀧原寿子 プロデューサー:北村明子
出演 大竹しのぶ、稲垣吾郎、ともさかりえ、段田安則

何でこのチケットを取ったのか。「No.9」が素晴らしかったので、役者・稲垣吾郎がもっと見たかったからだった。
会場時間に到着すると、人人人…!稲垣さん人気だろうが凄い人だ。隣の席は可愛くお洒落した母と娘。とても楽しそうで、演劇オタク以外にも広く集客出来るのは素晴らしい。

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パラドックス定数『Das Orchester』

パラドックス定数第45項『Das Orchester』
シアター風姿花伝

作・演出 野木萌葱
出演 西原誠吾 松本寛子 小野ゆたか 
皆上匠 生津徹 朝倉洋介
植村宏司 井内勇希

感想を書きそびれていた。

観劇系の感想を検索すると評判の良い野木萌葱さんの脚本。
シアター風姿花伝は自宅からも近いのに、『蛇と天秤』しか行かれなかった。反省。

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『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』

流山児★事務所公演
『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』

座・高円寺

作:清水邦夫
演出:西沢栄治
芸術監督:流山児祥
出演:松本紀保、伊藤弘子
麻乃佳世、村松恭子、小林麻子、坂井香奈美
池下重大、井村タカオ、龍昇 ほか

1982年初演、清水邦夫のまぼろしの名作が今よみがえる!

舞台は北陸、深夜の百貨店。
今宵もひそかに「ロミオとジュリエット」の稽古がくり広げられる。
主役を演ずるは、かつて熱狂的な人気を持ちながらも解散してしまった
少女歌劇団のヒロイン・風吹景子。

しかし彼女は、戦争中に遭遇した空襲のショックで記憶をなくしていた…。
はたして歌劇団の仲間たちは再び集結するのか? 
そしてロミオはやって来るのだろうか?

自分の歌をうたうため、三十人の女優たちが舞い踊る!
流山児★事務所が演劇への愛を胸におくる、シアトリカルな夢のステージ。(座・高円寺HPより)

2009年に蜷川幸雄さんの演出で観劇した芝居。脚本と風吹景子役三田和代さんの芝居に圧倒された。
私的にはかなり好きな脚本なのだが、余り上演される事が無い。なので今回とても見たかった。

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