リンク

無料ブログはココログ

日めくりカレンダー

  • 日めくりカレンダー

カテゴリー「芝居・一般」の495件の記事

「消えなさいローラ」【配信】

「消えなさいローラ」【配信】

作 別役実
演出 渡辺えり
出演 尾上松也・渡辺えり
演奏 会田桃子(バイオリン)・川本悠自(ベース)

配信苦手と言ってたのに、何となく惹かれてチケット購入。
アーカイブ有りだったので、リアルタイムではなく深夜に見たが、面白くて一気に見てしまった。

この戯曲は、別役実氏がテネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」の続編として書いたものである。
渡辺えりさん曰く、昔から上演したかったが、上演許可がなかなか出ず、今回ようやく実現となったとのこと。

2人芝居で相手役には尾上松也さん。
松也さんの役が非常にミステリアス。

閉鎖的な「家」という空間に、ローラは今も居続け、出て行った弟トムを待ち続ける。
その家にある日、ユニバーサル葬儀社の者と名乗る男が訪ねてくる。

えりさんは母であるアマンダとローラの二役と思わせて、実は…という仕掛けがある。

テーブルでカップにお茶を煎れ、もてなす場面が非常に恐ろしい。
いつ洗ったのか判らない染みのあるカップ。
得体のしれない食べ物か何だかわからないもの。
でも大層機嫌よくローラはもてなすのだ。

ユニバーサル葬儀社の男は、実はユニバーサル探偵社に所属する探偵である。

アマンダは3年前に亡くなっており、ローラがアマンダと一人二役をして、その死を周囲に隠していた。
えりさん二役の声色も変わっていて凄いなと思いながら見ていると、ひっくり返される。一人二役の二重構造だ。

ユニバーサル探偵社の男は、アマンダが死んでいる事に気付き、その死に関してしかるべき手続きを取るようにローラを説得する。
そして実はトムはあっけなく死んでおり、その事実も告げる。

この男は本当に探偵社の人間なのか。
黒い服を着た男は、私には死神に見えた。(マグリットの絵を思い出した)
未練を残したトムの姿なのか

「消えなさいローラ」、ラストの台詞。
ローラもトムも、家やお互いへの感情、それらから開放されたのか。

様々なことを思わせるラスト。
惹きこまれた芝居だった。

『大地(Social Distancing Version) 』大楽

Daichi

7月に東京で幕をあけ、その後大阪へ。その大千穐楽。
まずは60公演、全て上演された事に敬意を払いたい。

カーテンコールの挨拶で大泉さんも言われてましたが、「いつ終わりが来るか判らない」状況の中、無事に走り抜ける事が出来た事がイチ観客に過ぎない思文も本当に嬉しいです。

色々な方の「大地」の感想を検索すると、暫く芝居に行けなくなり、この「大地」で劇場解禁!となった方が多い印象。自分もです。
それだけの重みを、おそらく制作側も受け止めて、この舞台に挑んでいた気がする。

劇場スタッフ、観客にも「覚悟」みたいなものを感じた。
あのパルコ劇場の雰囲気は、演劇ファンを続ける限り一生忘れないだろうな…。

東京公演の感想でも書いたが、劇場で見て、その後配信も見て、もう一回見たかったと思ったので、大阪の配信があったのはとても有り難かった。

舞台 『大地(Social Distancing Version) 』(東京公演の感想)

大阪の楽、大泉さん演じるチャペックの芝居の凄まじさに惹きつけられた。

一幕では「ここが俺の居場所だ」と自信満々に語った時の凄味。
皆が自分を必要としてくれる、此処こそ自分の居場所だと。

それが二幕で裏切られた時の、まさに慟哭。

前半でツベルチェクの事件があった時、みなに確かな絆がうまれたと思ったのに、誰もチャペックを庇わなった。
三谷さんの芝居は、時にとても残酷。これが現実。

この時何事も無かったかのように、稽古の続きをはじめようとするホデクが怖い。
でも一番に台本を取りに行くブロツキーがとても好き。

チャペックが語った、みなで劇団作って旅興行したいという思い。
最後に出てくる幻の一座が本当に切ない。

たくさん配信してくれて、ありがとうございました。
劇場には一度とか行かれなかったけど、何度か見ることが出来ました。

楽は藤井さんの山本さん弄りがとんでもなかった。
ベッドに突っ伏しているブロツキーをアップにしてくれたのが嬉しい。

カーテンコールでは大泉さんが、三谷さんの指令と濱田くんに挨拶をふった。
言葉通り初々しくて、涙目になっているのに、画面のことら側の自分も涙。
上から目線だけど、初舞台でこの大変な状況、よくやり遂げたと思う。
楽のミミンコ、とても良かった。

そして大泉さんが語った「チャペックの帰還」。
ぜひぜひ実現して欲しい。いつかまた。

舞台 『大地(Social Distancing Version) 』

Parco00

『大地(Social Distancing Version) 』

作・演出: 三谷幸喜

大泉洋…チャペック(売れない役者兼スタッフ)
山本耕史…ブロツキー (映画スター)
竜星涼…ツベルチェク(女形の役者)
藤井隆…ピンカス (物真似が得意な大道芸人)
濱田龍臣…ミミンコ (役者を目指す若い学生)
相島一之…ツルハ (演出家兼役者)
浅野和之…プルーハ (パントマイムの芸人)
まりゑ…ズデンガ (ミミンコの恋人)
栗原英雄…ホデク(指導員・演劇好き)
小澤雄太…ドランスキー(管理官)
辻萬長…バチェク(座長)

とある共産主義国家。独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容された施設があった。
強制的に集められた彼らは、政府の監視下の下、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をした。
過酷な生活の中で、なにより彼らを苦しめたのは、「演じる」行為を禁じられたことだった。
役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇の幕が上がる!

--------------------------------------------------------------

ソーシャルディスタントバージョンと銘打たれだ三谷さんの新作。
山本耕史さんも出演という事で張り切ってチケット確保しましたが、あえなく払い戻し。
その後何とかチケット確保して見に行きました。配信でも観劇。

今のコロナ禍など想定していなかった筈なのに、それが現実とリンクする内容となるとは。

PARCO劇場の感染対策は別記事にてup済。
その後他の劇場へ行きましたが、PARCOが一番徹底していたと思います。(歌舞伎座も徹底)

以下、ネタバレ有。

続きを読む "舞台 『大地(Social Distancing Version) 』" »

『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』

Photo_20200804014301

『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』
Bunkamuraシアターコクーン

原作 マートクローリー
演出 白井晃
出演
安田顕
馬場徹 川久保拓司 富田健太郎
浅利陽介 太田基裕 渡部豪太
大谷亮平 鈴木浩介介

有名な戯曲だが自分は初見。
子供の頃、細川俊之さん主演版のポスターを見て、「面白そう」と思ってたが、当然親が見せてくれる筈もなく…。

【STORY】

真夏のニューヨーク。アッパー・イーストサイドにあるマイケルのアパートでは、ゲイ仲間のハロルドの誕生日を祝う準備が進められていた。次第に仲間たちが集まりパーティーが始まろうとしている時、マイケルの大学時代の友人、アランがやってくる。唯一のストレートであるアランの存在はマイケルたちの感情に変化をもたらし、雰囲気が徐々に険悪になりつつある中、パーティーの主役であるハロルドが現れる。パーティーは更に荒れ、マイケルは強引に「告白ゲーム」を始める。それは、心から愛している、または愛していたと思う相手に電話をかけ、直接「愛している」と告げると言うものだった。これをきっかけに、それぞれの過去や本音が暴露されていく。

続きを読む "『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』" »

『リーマン・トリロジー』

03_20200301000601

National Theater  Live 『リーマン・トリロジー』

演出:サム・メンデス  作:ステファノ・マッシーニ
出演:アダム・ゴドリー、サイモン・ラッセル・ビール、ベン・マイルズ

米国に移住した、ドイツ系ユダヤ移民のリーマン兄弟、その3世代に渡る物語。
2008年のリーマンシヨックまでを描く。

18:45~22:35の長丁場。
平日の夜に見に行くにはヘビーすぎて見送ろうと思ったが、面白そうだし、評判も良いし、友人も誉めてるし、で上映最終日にチケット確保。
早めに取って良かったです。気が付いたらチケットは売り切れてた。

出演俳優はたった3人。
美しいセット、シンブルかつ綺麗なピアノの音の中、3人の俳優が詩のように台詞を紡いでいく。

見に来て良かったです。

続きを読む "『リーマン・トリロジー』" »

彩の国シェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』

Img_20200216_123655

彩の国シェイクスピアシリーズ
『ヘンリー八世』 さいたま芸術劇場

作ウィリアム・シェイクスピア
翻訳松岡和子
演出吉田鋼太郎
出演阿部寛 / 吉田鋼太郎 / 金子大地 / 宮本裕子 / 山谷花純 / 谷田歩 / 河内大和 / 他

彩の国シェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』見てきました。
めちゃめちゃ面白かった!再観劇したいが、公演中の土日は全て予定が…。仕事休むしかないのか。あああ、何とかもう一回見られないものか。

実は「アテネのタイモン」が余り好きではなくて、さい芸のシェイクスピアシリーズはもういいかと思って、その後もチケットを取る事すらせず。
残っている戯曲は余り上演機会の無かったものなので、期待持てなくて。
でも今回は谷田さん出るしと、とりあえずチケット確保。

行って良かった。大当たりだった!

以下、ネタバレ有り。

続きを読む "彩の国シェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』" »

てがみ座『燦々』

San

てがみ座第16回公演 『燦々』
東京芸術劇場シアターウエスト 前方センターより

脚本・演出 長田育恵/扇田拓也
出演 石村みか/箱田暁史/岸野健太(以上、てがみ座)
前田亜季/酒向芳/川口覚/速水映人
福本伸一(ラッパ屋)/野々村のん(青年座)
宇井晴雄/藤間爽子/中村シユン

楽しみにしていた、てがみ座「燦々」の再演。

葛飾北斎の娘お栄(応為)を描いた芝居で、初演は2016年で座・高円寺で上演。
大好きな芝居で再演を待ち望んでいました。

初演の頃と何が変わったって、自分自身ですね。浮世絵をよく見るようになったので、より深く楽しめました。

続きを読む "てがみ座『燦々』" »

『天保十二年のシェイクスピア』【追記有り】

Tenpo02

彩絢爛豪華 祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』
日生劇場 一階後方

作 井上ひさし
演出 藤田俊太郎
音楽 宮川彬良
出演 高橋一生/浦井健治/唯月ふうか/辻萬長
樹里咲穂/土井ケイト/阿部裕/玉置孝匡
章平/木内健人/熊谷彩春/梅沢昌代/木場勝己 他

2/9ソワレ観劇。
幕が開いたばかりだからかもしれないが、全体的に物足りなさが残った。

以下、ネタバレ有り。

続きを読む "『天保十二年のシェイクスピア』【追記有り】" »

過去の『天保十二年のシェイクスピア』【追記】

Ten

久し振りにいのうえひでのり演出版『天保十二年のシェイクスピア』のDVDを見てます。
上演は2002年、なんと18年前。自分も年を取るわけだ。

三世次は上川隆也さん。上手いわ…。
ラストのカタルシスが凄い。
森塚さんとじゅんさんのコンビも必見。

王次(阿部サダヲ)と蝮の九郎治(池田成志)の場面で、「後の捨之介と贋鉄斎…」と突っ込みたくなった。

2002年版は岡崎司さんの音楽が最高。
長年の新感線ファンですが、2000~2006年くらいの岡崎さんの楽曲は、冴えわたっていると思います。

「無常の歌」もですが「三世次のラプソティ」が絶品。

DVDのいのうえさんのインタビューを聞いたら、「専用劇場で上演したい」みたいな発言があり、ちょっと鳥肌たちました。

2005年の蜷川さん版も複数回見てます。
こちらはよりアングラ的というか、猥雑で面白かったです。

ただ岡崎さんの音楽を聞きすぎて(CDも持っています)、(良い悪いではなく)どうしても別の音楽に馴染めず。
音楽の力って想像以上に強い。

2005年版はBLOGに感想が残っていたので、参考にリンクを貼っておきます。

『天保十二年のシェイクスピア』観劇(2005年09月25日)

『天保十二年のシェイクスピア』ちょっと余談(2005年09月25日)

『天保十二年のシェイクスピア』その1(2005年10月11日)

『天保十二年のシェイクスピア』その2(2005年10月19日)

 

【追記】2010年に椿組で上演したVerも見てた!花園神社のテント芝居。最後はテントの後ろあけて、三世次が追われて行く。
小劇場ならではの、パワーで面白かった!

椿版『天保十ニ年のシェイクスピア』


2005年の自分の天保の感想を見ていたら、「天保という年に何があったか」という記事を書いていた。
博多座で玉三郎さんと澤瀉チームで『三人吉三巴白浪』が上演された事もあり、この時代への関心が高くなっていたようだ。

この過去記事だけ自分の復習を兼ねて転載します。

続きを読む "過去の『天保十二年のシェイクスピア』【追記】" »

『少女仮面』

『少女仮面』
シアタートラム

作 唐十郎
演出・舞台美術 杉原邦生
出演 若村麻由美 木﨑ゆりあ 大西多摩恵
武谷公雄 井澤勇貴 水瀬慧人 田中佑弥 大堀こういち 森田真和

唐さんの戯曲を、杉原さんの演出で。
若村麻由美さんは凄い女優さんと改めて知る。

でも昭和は遠くなったな、というのが一番の感想。

続きを読む "『少女仮面』" »

より以前の記事一覧

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30