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『フェードル』【配信】

『フェードル』【配信】
作 ジャン・ラシーヌ
翻訳 岩切正一郎
演出 栗山民也
出演 大竹しのぶ 林遣都 瀬戸さおり 谷田歩 酒向芳 西岡未央 岡崎さつき キムラ緑子

配信にて観劇。

舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。
行方不明となったアテネ王テゼ(谷田歩)を探すため息子イッポリット(林遣都)は国を出ようとしていた。
一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。
心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝くイッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。
苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのはテゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(瀬戸さおり)。
イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。
そんな中、テゼが突然帰還して・・・

緊急事態宣言により観劇を控えた一本。配信があって見る事が出来ました。

2017年上演版も見てますが、自分の感想が「舞台との闘いに敗れた」。
舞台そのものが手強すぎて、それも敬遠した原因。

でも配信をみたら、凄く良かった。前回より好きかも。
何より谷田さんの王テセが格好良くて、生で観劇しなかった事を大後悔。
大楽が三島だったのですよね。谷田さん静岡の出身だし、三島まで行きたかった!

とはいえやはり手強い芝居です。

大竹さんと緑子さんが良いのは前回から判り切っているし、今回も2人の場面は圧巻。
その中でも谷田さんの堂々とした権力者としての佇まいが素晴らしかった。
登場は後半からなのですか、それまでみなさんの台詞の中で語られていた「テセ王」、非常にインパクトありました。
衣装も似合ってて素敵でした。

林遣都くんのイッポリットは清冽。
台詞劇だから相当大変だったでしょう。

アリシーは凛としていて綺麗。いかにも気位の高そうな所が良い。

自分でもどうにもならないのが恋ですが、それにしてもフェードルの恋はハードルが高すぎる。

フェードルだけではなく、みな何処かに愚かさを抱えている。
それが悲劇に繋がる。

ほぼ台詞だけで、この悲劇を成立させるのは凄い。
シンプルなセットだから、台詞が映える、

そして最後のイッポリットの血を浴びたアリシーの姿。
効果的でいつまでも印象に残った。

海外の古典劇に苦手意識を持っているだけでは駄目ですね。

でもやはり手強かったです。

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