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『ローズのジレンマ』

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『ローズのジレンマ』
シアタークリエ

作:ニール・サイモン
翻訳・演出:小山ゆうな
出演:大地真央 神田沙也加 村井良大 別所哲也

4人芝居。
ニール・サイモンの作という事で、お洒落なコメディを想像していたら、後半怒涛の展開が待っていた。
晩年の作らしい。
胸の奥を抉られ、そして最後はほんのり幸せになる芝居だった。大地さんが素晴らしかった。

家を花で飾り、恋人の亡霊と楽しく暮らすローズ。
ローズのお金や生活の心配をするアイリーン。
アイリーンは「友人」と称していたが、それにしては年齢差がある。それが後の伏線になっている。

ひたすら亡くなったウォルシュを想うローズ。
ローズにしか見えないその亡霊。

だが本当にその亡霊は、この部屋に存在しているのか。
ローズの妄想の産物なのか。

2幕で現実に気付いたローズはウォルシュのガウンとパジャマを身につけ、10歳も老け込んだよう。
1幕の華やかさとは別人。大地さん見事。
部屋の花ももう無い。寂しい限り。

そしてアイリーンと向き合う。

母と娘。
目を背けたいけど、向き合わなければいけない現実。

2人のお芝居が圧巻でした。

クランシー 、登場した時はただ軽薄な男のようだったが、アイリーンの支えになっていくのも良かった。

これはこの芝居に限らす自分の私見なのだか、「現実と対峙させる」必要ってあるのだろうか。
アイリーンが生きていく為には、避けられない事だし、ローズにこれ以上浪費されたら生活が成り立たないという重大な問題もありますが。
ウォルシュの亡霊とお話しなくなってからのローズが哀れで…。

きれいなきれいなローズ。
ウォルシュと2人で幸せそうなローズ。

別所さんは女性の扱いが紳士的で素敵。

ああ、ヒギンズとイライザ2人だ!

物語の幕がおりた後、4人で歌も有り。
せっかくミュージカルの俳優さん4人なのに歌無しで残念と思っていたので、これは嬉しいサプライズ!お客さんのニーズを判っている。
友人にシンディローパーの曲と教えて貰った。

芝居のあとは別所さんのアナウンスに従って退場。(思わず上見た)
最後まで楽しませくれる仕掛け。

ほろ苦さもありつつ、楽しく劇場を後に出来る芝居だった。

2010年は様々な芝居が中止となりました。
別所さんの出演予定の芝居も中止になったので、久し振りに舞台での姿を見られて、嬉しかったです。

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