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シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本』

Mita

シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本』
新宿ピカデリー

昨年6月に歌舞伎座で上演。
みなもと太郎さんの漫画『風雲児たち』を三谷幸喜さんによる演出・脚本で歌舞伎化した作品、大好きな芝居です。
三谷さん自ら歌舞伎座上演時からをシネマ歌舞伎用にカット。30分くらい短くなっていました。

映像版もとてもとても面白かった。
笑える場面も沢山あるのですが、それ以上に辛い現実を押し付けられる。

遭難してから10年も遠いロシアを旅し、櫛の歯が欠けるように仲間は次々と旅立っていく。
それでも日本に帰る事だけを強く思った彼らの心情に、本当に心が揺さぶられます。

長い旅のあとイルクーツルで、帰国への希望が見てきた時に、ここまで苦楽を共にした九右衛門が文字通りぼっくりと逝ってしまう。
庄蔵と新蔵は葛藤のうえ露西亜に残ることとなる。

そしてようやく3人で根室を目の前にして、小市の命も失われようとしている。
最後に磯吉が小市に語る台詞、何度聞いても号泣。

何て残酷な現実
これが実話が元になっているというのが驚き。

光太夫は間違いなく仲間の魂を連れて帰ったのだう。

最後に画面に満員の観客が映るのですが、これが去年の6月の事だと思うとまた辛い。
客席に大きく波布が被って、それか取り払われると舞台に富士山。
この演出が凄く好きだったのですが、今の世の中では絶対無理ですよね。

映像版で良かったのが、地図が出ること。
広大なロシアの地を文字通り横断したというのが、よく判ります。

冒頭はアニメーションになってましたが、松也さんの解説は残念ながらカット。

芝居の一幕にあたる部分、特に船上の場面は大幅にカットされていました。

白鸚さんの船主の出番も随分短くなってたし、磯吉が役に立たなくて、藤蔵が如才なく立ち回る所があったと記憶してます。
他にも折れた帆を皆で衣服を提供して作るのですが、猿之助さんだけ提供してないとか、
沢庵を愛之助さんが隠し持ってて、でも皆わけないとか、登場人物の性格をあらわすエピソドが無くなってたのは残念。
光太夫の責任をみなが責めた台詞もあったような。

ただカットした分、スッキリと見易くもなっており、半沢で興味を持った人にはとても勧めやすくもある仕上がりです。

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