令和二年八月の美術展まとめ
七月のまとめを書いた時にトーハクの夜間開催の復活を願いましたが、9月より復活しました!
早速夜にトーハク行きましたが、空いていてめちゃめちゃ快適です。
八月も順調に美術展に行きました。
お勧めは川崎浮世絵ミュージアム、大田区立郷土博物館、国立近代美術館。
大田区立郷土博物館~川崎浮世絵ミュージアムはバスで一本で移動可能です。
どちらも一時間弱で見られるので、一日でハシゴ可能。
近代美術館は再開してすぐに行った時は、そこそこ混んでましたが、金曜夜に行ったら驚く程空いてました。
以下、インスタにリンク貼ってます。
久しぶりのトーハク。
昔の小袖や帷子の素敵なこと。
菱川師宣の「見返り美人」も見られた。他にも素敵な肉筆浮世絵がたくさん。
鈴木晴信の浮世絵等、借りられないものもあったが、国内にありそうなのだけど。
信長、秀吉、家康の陣羽織が揃って展示。
江戸の着物の粋。
火消し半纏格好良い。国芳さんの浮世絵もたくさん。
大正着物のコーデが可愛い。
高畑華宵さんの絵の美しさに溜息。
その後にもちろん常設展へ。空いてた。
太田さんの展覧会のタイトルは、素敵なものが多いが、「血と妖艶」は芳年らしさが出ていて良いタイトル。
近年大人気の芳年。幕末期の血みどろ絵も強烈だけど、月百姿や新形三十六怪撰の、冴え冴えとした空気を感じる数々の絵も好き。
現在川崎浮世絵ミュージアム、11月にうらわ美術館でも芳年展開催です。楽しみ。
2019年12月にOPENしたばかりの美術館。今の所穴場です。
川崎駅直結なので、都内の駅から距離のある美術館より楽に行けます。
規模も小さいので、45分くらいあればゆっくり鑑賞可能。入館料は基本500円。PM6:30まで
8/16まで歌川広重最晩年の傑作「名所江戸百景」を一気に展示。
後期は夏の部の続きと、秋・冬。
「名所江戸百景」、何度見ても素晴らしい。世界に誇る風景画。
秋の紅葉、冬の雪。美しすぎる風景に泣きそうになる。大好き。
自粛期間中に、仕事の帰りに江戸散歩(都心は人少なかった)と称して、「名所江戸百景」が描かれた場所へ行ったので、絵に対する思いが深まった。
「開館記念展Ⅰ 珠玉のコレクション いのちの輝き・つくる喜び」SOMPO美術館(終了)
「The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション」 東京都美術館(予約制、9/22まで)
太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団のコレクションから約450点という、見応え有りすぎの浮世絵展。
前期後期とも行きましたが、日時指定の予約制でも土日は混んでました。
初期浮世絵から多種の浮世絵が見られるので楽しかったけど、去年のメアリー・エインズワース浮世絵コレクションの方か好きでした。
「川瀬巴水-日本を歩く-」 大田区立郷土博物館(9/22まで、無料)
本来は7月から巴水の展覧会を予定していたのが中止。ホント残念に思ってたら、特集展示で復活。
巴水の美しい約50点の絵が、じっくり楽しめる貴重な展示です。
東京の風景も良いけど、日本のあちこち、旅の絵も良い。法師温泉の絵、可愛いし、箱根のつつじは鮮やか。
来年のカレンダーも発売中。めちゃめちゃ素敵です
この暑い中、駅からちょっと歩く博物館まで行く酔狂な人は余りいなかったらしく、ほぼ貸切でした。
「本門寺狩野派展」 池上本願寺
「月百姿」川崎浮世絵ミュージアム(前期9/13まで。後期9/19~10/18)
「月百姿」をまとめて見られる貴重な機会。一枚一枚が本当に美しくて、まさに静謐の世界。
「ピーター・ドイグ展」
「MOMATコレクション」国立近代美術館
夜間開催が再開したので、早速金曜夜に訪問。人いなくて快適。
ピーター・ドイグ、良いなぁ。色使いが本当に美しい。
映画の夕べ「スタジオフィルムクラブ」のための告知ポスター、前回は混んでて余り見られなかったが、その分じっくり見た。
「ピンポン」まであった。
「MOMATコレクション」は一部展示替え。小原古邨の花鳥画素敵。
新版画が楽しい8月だった。
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