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「消えなさいローラ」【配信】

「消えなさいローラ」【配信】

作 別役実
演出 渡辺えり
出演 尾上松也・渡辺えり
演奏 会田桃子(バイオリン)・川本悠自(ベース)

配信苦手と言ってたのに、何となく惹かれてチケット購入。
アーカイブ有りだったので、リアルタイムではなく深夜に見たが、面白くて一気に見てしまった。

この戯曲は、別役実氏がテネシー・ウィリアムズの「ガラスの動物園」の続編として書いたものである。
渡辺えりさん曰く、昔から上演したかったが、上演許可がなかなか出ず、今回ようやく実現となったとのこと。

2人芝居で相手役には尾上松也さん。
松也さんの役が非常にミステリアス。

閉鎖的な「家」という空間に、ローラは今も居続け、出て行った弟トムを待ち続ける。
その家にある日、ユニバーサル葬儀社の者と名乗る男が訪ねてくる。

えりさんは母であるアマンダとローラの二役と思わせて、実は…という仕掛けがある。

テーブルでカップにお茶を煎れ、もてなす場面が非常に恐ろしい。
いつ洗ったのか判らない染みのあるカップ。
得体のしれない食べ物か何だかわからないもの。
でも大層機嫌よくローラはもてなすのだ。

ユニバーサル葬儀社の男は、実はユニバーサル探偵社に所属する探偵である。

アマンダは3年前に亡くなっており、ローラがアマンダと一人二役をして、その死を周囲に隠していた。
えりさん二役の声色も変わっていて凄いなと思いながら見ていると、ひっくり返される。一人二役の二重構造だ。

ユニバーサル探偵社の男は、アマンダが死んでいる事に気付き、その死に関してしかるべき手続きを取るようにローラを説得する。
そして実はトムはあっけなく死んでおり、その事実も告げる。

この男は本当に探偵社の人間なのか。
黒い服を着た男は、私には死神に見えた。(マグリットの絵を思い出した)
未練を残したトムの姿なのか

「消えなさいローラ」、ラストの台詞。
ローラもトムも、家やお互いへの感情、それらから開放されたのか。

様々なことを思わせるラスト。
惹きこまれた芝居だった。

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