猿之助さんのラジオ
最近各種テレビへのゲスト出演が多い猿之助さんですが、先日伊集院光さんのラジオに出演したものが断トツに面白かったです。
伊集院さんの話の引き出し方が素晴らしく、大変興味深い内容を聞く事が出来ました。
メモ程度ですが、どんな話が出たかだけでも纏めます。
---------------------------------------------------
TBSラジオ 伊集院光とらじおと(9/15)
いきなり伊佐山で登場。
「半沢直樹」での演技のかけひき。
大河ドラマの時の仲代さんについて。
舞台ではまず「行儀のよい芝居をしろ」と言われる。
その場の中心になっている人を邪魔しない。
半沢に出て芸人枠になった。求められたやります。
日本の芸能はアクデントに強い。自由。
4人の場面でで1人欠けたら、台詞を他の3人で割る。
以前ノロで相手役が休演になった。
代役の人も急な事なので、相手の台詞も引き受けた。
ずっと一緒に芝居をしているから、台詞を忘れた時とかすぐわかる。
お勧め 鶴屋南北の絶筆「金幣猿島郡」、平将門と藤原純友の話。
実は実はの話。どんでん返し。
古典になるまで多くのものが淘汰されている。
今の人は残るものを作ろうとしている。
ではなくくだらないものも作る。そこから良い作品は残っていく。
作って行く過程、試行錯誤が楽しい。
幼少時の稽古が大事。
演技術、頭脳は年取ってからも上手くなるが、舞踊、体は無理。
楽しいから歌舞伎を続けている
楽しくなくて舞台に上がってたらお客さんに失礼
現在の歌舞伎座は四部制。演者、裏方、全て入れ替えてリスク管理。
お客さんに安心して見て欲しいからの対策。
夢は特にない。
大震災後に夢を語るのは傲慢だと思う。
夢は東京中央銀行乗っ取りたい。
---------------------------------------------------
記憶違い等ありましたら申し訳ないです。
特に「まん中ばかりを狙って芝居を作らない」というお話は興味深かったです。
新感線の「髑髏城の七人」が思い浮かんだのですが、元は古田さんをさぼらせない為の芝居ですものね。
それが繰り返し上演されて、初演の時はうまれてもいない若い人が熱狂している。
短い時間で充実した内容でした。
ラジコの聴取可能期間に間に合って良かったです。
« 2020/9後半 配信まとめ | トップページ | 『僕らこそミュージック』【配信】 »
「芝居以外・感想」カテゴリの記事
- スペシャル時代劇「十三人の刺客」(2020.12.06)
- 「栄冠は君に輝く」(2020.10.31)
- 猿之助さんのラジオ(2020.09.18)
- 「浮世絵FIVE!!~世界を変えた5人の絵師たち~」(2020.09.01)
- 令和二年七月の美術展まとめ(2020.08.16)
コメント