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彩の国シェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』

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彩の国シェイクスピアシリーズ
『ヘンリー八世』 さいたま芸術劇場

作ウィリアム・シェイクスピア
翻訳松岡和子
演出吉田鋼太郎
出演阿部寛 / 吉田鋼太郎 / 金子大地 / 宮本裕子 / 山谷花純 / 谷田歩 / 河内大和 / 他

彩の国シェイクスピアシリーズ『ヘンリー八世』見てきました。
めちゃめちゃ面白かった!再観劇したいが、公演中の土日は全て予定が…。仕事休むしかないのか。あああ、何とかもう一回見られないものか。

実は「アテネのタイモン」が余り好きではなくて、さい芸のシェイクスピアシリーズはもういいかと思って、その後もチケットを取る事すらせず。
残っている戯曲は余り上演機会の無かったものなので、期待持てなくて。
でも今回は谷田さん出るしと、とりあえずチケット確保。

行って良かった。大当たりだった!

以下、ネタバレ有り。

筋は宮廷という密室で繰り広げられる陰謀劇。
歴史劇といいながら、戦争等の大きな事件が起きるわけではない。

ただその権力闘争劇がめちゃめちゃ面白い。

大広間を思わす舞台。左右に階段。中央にはバルコニー。
バルコニーの上では音楽が奏でられる。

音楽は生演奏。舞台に良い効果を上げていて、素敵でした。

冒頭、複数の女性とベッドを共にしながら、魘される主人公ヘンリー。
今後の運命を暗示するよう。

男性陣の衣装と、その衣装を脱ぐ姿が効果的で、皆さんセクシー。

ヘンリーの側近で権力を握るウルジーは吉田鋼太郎さん。
鋼太郎さん、八面六臂の大活躍。

ウルジーは登場場面で若い男性と手を繋いで出てくる。彼が愛人だとひとめで判る。

やがてウルジーは権力を失い失墜するのですが、その切っ掛けとなるのが、一幕終わり。
愛人・クロムウエルとベッドを共にする場面。
まとっている豪華な衣装をウルジーは脱ぎ捨てる。

二幕、弾劾されるウルジーは、皆に衣服をはぎ取られ、ステテコ一枚の情けない姿に。
(この場面の鋼太郎さんの芝居が絶品)

クロムウエルは鈴木彰紀さん。
綺麗で上手い。ネクストシアターの役者さんなのね。
一幕の終わり、必見です。(前方下手で見たらドキドキですね)

脚本を読んでいないのですが、この辺りは鋼太郎さんの解釈?

ウルジーと対立し、罪に落とされるバッキンガムは谷田歩さん。
彼も処刑される前は、衣装を脱ぎ、胸元がはだけた白シャツになる。(セクシーです)

谷田さん、素敵だったー。処刑前の演説はさすが。ファンで良かった。

谷田さん、処刑後も舞台にちょこちょこアンサンブルとして出てました。
茶髪のカールした鬘の時は、えっと女装デスカ???ごつくてでかくて可愛いです。

何といっても、ヘンリーに無理矢理離婚される妻・キャサリンが圧巻。
宮本裕子さん久し振りに舞台で見たが、凄い、凄いすぎる。

アンサンブルさん一人一人にまでスキがない。素晴らしい上手さ。

輝かしい幼子の誕生(エリザベス一世)で終わるが、栄光の頂点に立ったアン・ブーリンもこの後転落していくかと思うと…。
クランマーも転落なのですね。

暗闇の中、うっすらと浮かび上がる3人(ウルジー、バッキンガム、キャサリン)のシルエット。今後の歴史を見守るかのように。

開演前に配られた旗が最後で活躍。
客席みなで旗振って、通路を通る王家の方々を歓迎するの、とても楽しかった。
旗持ってない人に渡してくれるのも良い。
間近で見た阿部さん、格好良すぎた。

いやもう、鋼太郎さん、恐れ入りました。素晴らしい演出でした。

終演後も拍手鳴りやまず。
カーテンコールは3回。3回目はスタンディング。
最後は阿部さんが鋼太郎さんと肩を組み退場。

まだ2月だけど、今のところ今年のベスト1。

あーもう一回見たいよー。

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