『初春歌舞伎公演 夜の部』
『初春歌舞伎公演 夜の部』 新橋演舞場
神明恵和合取組 め組の喧嘩
新歌舞伎十八番の内 雪月花三景 仲国
25日の追加公演を三階席から鑑賞。
昼は太田記念美術館の浮世絵講座に行き、そのまま演舞場だったので、体力が心配でしたが、案外大丈夫でした。
「め組の喧嘩」
休憩なし2時間強。
通しでじっくりと筋を終えたのが、楽しめた大きい要因。
菊五郎さん辰五郎に比べると、当たり前だが海老蔵さんは若い。
若さゆえの勢いが見られるのが良い所でもあるが、物足りなさもある。
ただとにかく物語が面白い。
相撲取りと鳶の喧嘩。
相撲取りというのは、身分も保証されていることを思い知る。(寺社奉行の管轄か…)
梅玉さんが素敵。この人が喧嘩を仲裁するというのに、とても説得力がある。
息子役は勸玄くん。久しぶりに舞台で見たが、達者さにびっくり。子供の成長は早い。
おもちゃで遊んでいる場面など、台詞のない部分の芝居も良い。
将来どんな役者になるのか。
最後は相撲取りと鳶の派手な立ち回り。
見に来て良かった一幕だった。
「雪月花三景 仲国」
うってかわって幻想的な踊り。
くんの凛した佇まいが綺麗。
ぼたんちゃん、折り目正しい踊り手。
楽なのでカーテンコールのサービス有り。
1回目は海老蔵さん&ぼたんちゃん。
2回目からは出番を終えてスーツ姿の勸玄くんも!めちゃめちゃ手振ってくれた。
3回目は姉弟で、最後に海老蔵さんが二人を連れて退場。
この子たちが立派な役者になるまで、自分も頑張らねば。
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