« 11月歌舞伎座夜の部 | トップページ | 『カリギュラ』 »

10月の美術展まとめ

遅いなんてものではない。12月になってしまうが、9月に行った美術展まとめです。
ほぼインスタの感想通りの箇所もありますが、BLOGで纏めておきます。

01_20191201013801

「ミュシャと日本、日本とオルリク」千葉市美術館

日本と西洋、その出会い。面白い視点の展示会。
オルリクの絵はたぶんはじめてみたが、日本の普通の風景が優しく描かれている。

「マルク・シャガール 夢を綴る」ポーラ ミュージアム アネックス

銀座で無料で見られる貴重なスペース。
点数は少ないが幻想的な絵に魅せられる。

03_20191201013801

「旗本退屈男 衣裳展」

昔の衣装の豪華さよ。
時代劇の衣装は使用が終わると、ほごして別の作品に転用されることが多いとか。
だからこれだけ残っているのは、貴重。

「歌川国芳 父の画業と娘たち」太田記念美術館

太田の秋の歌川派フェスタ第二弾。国芳展でも少し違った視点から。
国芳の娘さんが描いた絵も紹介。幼い頃から父を手伝いコマ絵も描く。他にも女性の絵師のお弟子さんがいた。
国芳先生凄い。

05_20191201013901

「浮世絵でよむ南総里見八犬伝」城西国際大学水田美術館

千葉から内房線。電車の時間をきちんと調べずいったので、千葉で1時間近く待つことに。遠かった。
展示は50点くらい。ほぼ国芳と三代豊国。
展示がストーリーに沿って並べられているので、判り易い。館内で粗筋を紹介したスライドも流れている。
キャプションに信乃なら「孝」が入っており、これも親切。
歌川国芳「本朝水滸傳豪傑八百人一個」のシリーズが格好良すぎ。特に毛野の着物に子犬が描いているのが可愛い。国芳の毛野は凛々しく、三代豊国の毛野は美しい。
何といっても絵になる「芳流閣」。豊原国周の描いたものは初めて見た。凄い迫力。
芳年の絵はポスターにもなっているが、ポスターを頂いてしまった。嬉しい。部屋に貼ろう。
馬琴先生の「八犬伝」原本も有り。感無量。
後に琴童(馬琴が失明した後、代筆した息子のお嫁さん)も関わった「仮名読八犬伝」も展示。挿絵が国芳→落合芳幾とか

「歌川豊国 ―歌川派の役者絵―」国立劇場伝統芸能情報館

作品数もそこそこあり内容も充実。最後に芳幾、芳年、国周がまとめて見られる。
無料です。30分くらいで見られるので、国立劇場行く方はぜひぜひ。
豊国の役者絵はこれぞ歌舞伎という感じ。

07_20191201013901

「川瀬巴水展 東へ西へ(前期 東日本編)」茂木本家美術館

以前から行きたかった念願の茂木本家美術館。素敵な美術館だった。
建物も展示もお庭も素敵。美術館の方もとても親切。
浮世絵コーナーは奥の区切られたスペース。川瀬巴水の吸い込まれそうに美しい版画の数々。
旅する版画家。旅の絵も良いが、「東京二十景」が素晴らしい。
自分情緒的な日本の風景が好きなんだな。
大宮から40分くらい。駅からも7分。ただし美術館の中以外は飲食店が見当たらず。お腹満たしていく事を勧めます。

18

盆栽美術館

大宮で帰りに寄ってみた。こちらも小さいながら落ち着いた美術館。
二代広重のポストカード発見!

17

「美人画の時代 春信から歌麿、そして清方へ」町田市立国際版画美術館

浮世絵史の「黄金期」と呼ばれた、天明・寛政(1781-1801)を中心に美人画に焦点を絞った展覧会。
なので人気の北斎・広重・国芳・三代豊国等は一切無し。最後は一気に芳年、清方と明治期に飛びます。これもまた判り易くて面白い。
春画も有り。鳥文斎栄之「色模様肉筆春画帖」、月岡雪鼎「陰陽秘戯図巻」の素晴らしいことよ。(個人蔵となっていた)
写真は唯一撮影OKだった歌麿「当世好物八景 はなし好」です。
町田駅からは15分くらい。美術館内にカフェ有り。

10  11_20191201014101

「正倉院の世界~皇室がまもり伝えた美」他 東京国立博物館

混んでいると聞いたのであえて雨の日に。上野着いたらとんでもない雨。駅からトーハクに着くまでに、ずぶ濡れになった。かえの靴下持っていけば良かった。
まずは平成館「正倉院の世界~皇室がまもり伝えた美」。雨のおかげかそこまで混んでない。
目玉の螺鈿紫檀五絃琵琶、その精巧な細工と美しさに釘付け。修復ビデオにも見入った。
2時間以上平成館に居た後、休憩取って本館へ。
本館いつ来ても楽しい。特別企画「文化財よ、永遠に」。被災し修復された数々の仏像を見ていると、涙が出そうになる。心に突き刺さる。
二階もぶらぶらと鑑賞。能装束や数々の美術品、宝の山。最後の部屋の浮世絵は季節に合わせた展示。
歌川広重 「名所江戸百景・真間の紅葉手古那の社継はし」と鈴木春信「紅葉舞」が眼福。
トーハク、平気で5時間くらい滞在してしまう。カフェもあるしね。
雨なのでキッチンカーはいなかった。

12

「文化財よ永遠に」泉屋博古館分館

軽い気持ちで行ったら、素晴らしさに打ちのめされる結果に。文化財修復の高度な技術に感服。前期も見れば良かったと大後悔。
個人的に大好きだったのは、狩野一信「五百羅漢図」。色鮮やかものも良いが、陰影の濃いものが凄い。
数年前に江戸博でも公開されたらしい。全部みたい!

「桃源郷展―蕪村・呉春が夢みたもの―」大倉集古館

泉屋博古館分館歩いて7分くらい。途中でお茶したかったが、週末だと休みが多くてなかなかお店見つけられず。何とかプリンを食べる。美術館ハシゴは休憩と甘いもの必要。
リニューアルオープンされた美しい建物。特別展は2階「桃源郷展」、蕪村や呉春の描く桃源郷がメイン。
1階のコレクション展が楽しい。館内のちょっとして装飾が素敵。2階のテラスからの眺めが超お勧め。

14

「由比本陣公園25周年記念 今昔東海道ステヰシヨン」静岡市東海道広重美術館

秋の東海道五十三次シリーズ。
今回はPart3:五十三次名所圖會(竪絵東海道 )全55枚を鑑賞。
竪絵東海道、構図も色も美しい。晩年の作なので冴えわたっている。五十三次ものは特に静岡県の宿場が絶品だと思う。
熱海のMOAで4種の東海道、静岡22か所の宿場のみを展示したが、大正解だった。
この美術館は駅から25分徒歩で、夏とか到着すると絵を見る前に疲れ果ててしまうのだが、この日はようやく由比駅発のコミニティバスに乗れた。私一人だった。
帰りは桜エビ見ながら歩くの楽しいのだけどね。

15

「能装束と歌舞伎衣裳」文化学園服飾博物館

歌舞伎好きな人、絶対お勧めたが、11月いっぱい。
白波五人男、連獅子、鳴神など、細かい説明と共に衣裳が展示。展示の後ろが鏡なので、後ろ側もよく見えます。さすが。
個人的には意休の衣裳をじっくり見られたのか嬉しい。意休の衣装の意趣って
浮世絵に描かれた役者絵との比較なども有り。

「北斎没後170年記念 茂木本家美術館の北斎名品展」すみだ北斎美術館

茂木本家の浮世絵、後期です。凄い美しい。素晴らしいコレクター。
さすがに会期終わりだけあり混んでいた。海外の方も多い。

10月は16箇所。11月から忙しくなるのに、うっかりぐるっとパス買ってしまった。2ヵ月で何処まで使えるか。

« 11月歌舞伎座夜の部 | トップページ | 『カリギュラ』 »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 11月歌舞伎座夜の部 | トップページ | 『カリギュラ』 »

リンク

無料ブログはココログ
2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31