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『新版オグリ』

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スーパー歌舞伎II(セカンド) 『新版オグリ』
新橋演舞場

梅原 猛 原作
横内謙介 脚本
市川猿之助 演出
杉原邦生 演出

「スーパー歌舞伎Ⅱ オグリ」観劇。まずは隼人くんオグリで。
再観劇予定なので簡単に。

三代目の「オグリ」もかろうじて見てますが、もう記憶にほとんど残っていない。ただ当時と随分変わった印象。(以下、感想。少しネタバレ)

構成はざっくりですが以下の通り。

一幕 導入。小栗党の活躍、オグリと照手姫の出会い

二幕 照手姫の運命と地獄で小栗党大暴れ

三幕 業を背負い現世に戻った小栗判官の流転の日々と照手姫の奮闘

今回は何といっても三幕が面白い。
小栗判官というと、餓鬼阿弥となり、恋しい相手と知らずに照手姫がその車を引く場面が有名だが、此処が非常に良かった。

オグリが様々な苦難の中、少しづつの優しさに支えられ、熊野に辿り着く姿は感動的。

新悟くんの照手姫、自分というものをしっかり持ち、前を向いてあるく芯のある女性。
可憐さや健気さは過去の笑也さん演じた照手だが、新版オグリは令和版の新しいヒロイン像。

正直上演時間を見た時、三幕長いと思ったが、テーマがしっかりしていたからか、全然長さを感じず面白かった。

とても好きなのは、一幕終わりの照手姫が船で流される場面。
照手を助けようとする2人が、今まで悪い事してきたから、善行をしたいと言うのが、人として凄くリアル。舞台も綺麗。

小栗党は6人になった事により、各キャラの個性がよく出ている。若手陣が踊り、殺陣と躍動しているのが気持ち良い。次回はもっと一人一人のキャラクターに注目したい。

小栗党の衣装も素敵。過去のスーパー歌舞伎のイメージを残しつつ、モダンな感じ。パーカー可愛い。
何より笑也さんの三郎の扮装!「新・三国志」の玉蘭を思い出す。しかも二刀流!これはファンサービス?

二刀といえば嘉島さんの二刀の立ち廻り、格好良かった。

少しクドイなと思う所も有るが、総じて脚本が良い。所々頑張りすぎの演出は自分には合わない部分もあったけど、格好良いオープニングは大好き。

Img_20191013_155849

今年の春に藤沢市藤澤浮世絵館で「小栗判官物語と遊行の縁」という特集があった。上記は作品リストに載っていたもの。
展示にあった、国芳の小栗十勇士の絵が格好良かった。また見たい。
二幕の嫉妬に狂うフグ婆の件に、芳幾の「今様擬源氏 五十 東屋 照手姫」を思い出した。

私が観劇したのは10日でした。喜びに溢れるラストシーンで、元気な猿之助さんを見られる事に感謝した。

早くも次の観劇が楽しみです。

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