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美術館巡りの旅 その3「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」

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最後の目的は名古屋市博物館の「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」展。

前日は途中で電池切れを起こしたので、その反省を踏まえ、ゆっくりランチ食べつつ休憩。
地下鉄で移動し、名古屋市博物館へ。

桜山駅からすぐ。地下鉄降りるとあちこちに案内板も出ているので、判りやすくて助かりました。
アーケードのある商店街を通るので、雨にも濡れずに現地到着。
エコ切符で入館料100円引き。

館内はそこそこの混み具合。全展示撮影OKという太っ腹。

「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」

第1章 ヒーローに挑む
第2章 怪奇に挑む
第3章 人物に挑む
第4章 話題に挑む
終章  芳ファミリー

展示は上記に別れています。

今回個人的に面白かったのは「第2章 怪奇に挑む」、「終章 芳ファミリー」。

「第2章 怪奇に挑む」は何といっても「英名二十八衆句」全29点の展示が目玉。

英名二十八衆句(えいめいにじゅうはっしゅうく)は月岡芳年及び落合芳幾による浮世絵木版画の連作であり、それぞれが14図ずつ描いている。慶応2年(1866年)から慶応3年(1867年)にかけて刊行された。作品の大半は芝居から題材を得ており、いわゆる無惨絵の代表作である。(Wikiより)

所謂「無残絵」「血みどろ絵」。なのでエスケープルートが設けられていた。
明治維新が慶応4年なので、時代の不安定さも、この絵を引き立てる要素であったと思われます。

歌舞伎好きにはお馴染みの題材、登場人物の殺しの場面が並びます。
改めて、歌舞伎、残虐な殺人多いですね。

よく知らない題材も。
私はこの「英名二十八衆句」ではじめて知った、遠城兄弟の絵がお気に入り。

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「崇善寺の仇討ち」。遠城治左衛門と安藤喜八郎(養子に行って名字が違う)の兄弟が、末弟の仇を討とうとして返り討ちにあう姿です。兄と弟を芳年・芳幾がそれぞれ担当。絵から無念さが伝わってくる。
この絵は二枚並べて見たかったので、ちゃんと並んで展示されていて嬉しい。(左・芳幾、右・芳年)

ちなみに仇討の相手は、卑怯にも助っ人を大勢連れて現れ、兄弟をだまし討ちにしたという事で、各所から責められその後切腹となったとか。今だったら大炎上したという事でしょう。

絵に添えられた句も素敵。

この1週間で3回も別の美術館で英名二十八衆句を見た。(ヴァニラ画廊・芳年のみ、フェルケール博物館・芳幾5枚のみ、名古屋・全部)

ところで2章出たあと、「一ツ家」特集や芳幾の東京日日新聞(血しぶき飛び交う)も普通に展示されてるが、エスケープの意味…。

役者絵も良かった。

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国芳「日本駄右エ門猫之古事」

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芳幾「第二番目 三題噺高座新作」

「終章 芳ファミリー」

中野区立歴史民俗資料館 でも国芳のお弟子さんの絵を見ましたが、たくさん見ると本当に面白い。

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芳艶「矢島海底図」

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芳房「清盛布引滝遊覧 義平霊難波討図」

芳房という若いお弟子さんの絵。
晩年の国芳を支えたが、若くしてなくなってしまったとか。もったいない…。

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芳年「東名所隅田川梅若之古事」。この絵大好きです。

結局3時間くらい作品を堪能。

16:00過ぎに展示室を出て、図録を買い、慌ててホテルまで荷物を引取りに。

帰りはぷらっとこだま。名古屋-東京間は図録見ているうちにあっという間。

突如思い立って行った一泊二日の旅、楽しかったです。恵那はまた行きたい。温泉もあるしね。

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