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『キューティブロンド』

『キューティブロンド』
シアタークリエ 17列センター

音楽/詞: ローレンス・オキーフ
ネル・ベンジャミン
脚本: ヘザー・ハック
翻訳/訳詞/演出: 上田一豪

出演 神田沙也加 
平方元基 植原卓也 樹里咲穂
新田恵海 木村花代 長谷川初範
まりゑ 美麗 MARIA-E 武者真由
青山郁代 折井理子 平奈津美 山口ルツコ
上野聖太 高瀬雄史 棚橋麗音 古川隼大

沙也加ちゃんの主演作の再演。
前知識ほぼ無し。金髪の女の子の恋とサクセスストーリーくらいの軽い認識で観劇。
確かに恋愛要素有りのサクセスストーリーなのだが、ヒロインのエルが自分を賭けて戦う物語だった。

とはいえ声高に権利を主張するのではなく、常に前向きに自分らしく進んでいく。
頑張っているエルはとても魅力的。

ヒロインのエルは金髪でキュートなお嬢様。だが彼であるワーナーに「結婚するならブルネットの女性」(上院議員を目指すので理知的な妻が必要)と言われて振られる。
その元彼を追いかけて、猛勉強してハーバードのロースクールへ。この時点で元々頭の良い女の子なのだと判る。
だが彼女の華やかな容姿は、優秀な資質を逆に隠してしまう。

女性にとって美人であるというのは、大きな武器になる。エルもきっとそれをよく判っているのだが、その反面容姿に最初は目がいくのが難しくもある。

明確な目標も無く入学したエルは、周囲から浮く。ワーナーにはヴィヴィアンというブルネットの婚約者もいる。当然ヴィヴィアンはエルには意地悪。
でもエルは一念発起して勉学に励む。先輩のエメット(典型的な苦学生)のサポートを受け、エルはその資質を開花させていく。

ここまではありふれたサクセススートリー。もちろん魅力的なキャラクター揃いで十分面白いが、二幕からの展開が実に良かった。

ゼミの教授の法律事務所のインターンに抜擢されたエルは、その才能を発揮していくが、待っていたのは教授によるセクハラ。
さらに元彼にも「容姿で取り入った」(台詞うろ覚え)みたいな事を言われ、エルの心は完全に折れてしまう。

全てを諦めたエルを救ったのは、ヴィヴィアンや同じゼミの女性陣!

この時のヴィヴィアンの台詞が良い。「女の子同士助け合わなきゃ」。
一幕でエルがこの台詞を口にした時は、観客の自分も「いやさすがにお花畑でしょ」と思ったのに。
ヴィヴィアンからエルに同じ言葉が聞けるとは!

この辺りから胸がいっぱいになって、涙が出てきてしまった。

ラストシーンも素敵。エルは先輩のエメットに逆プロポーズ!王子様を待っているのではなくて、自ら王子様をゲットに行った。

エルだけではなく、本当に女性陣がとても魅力的なミュージカル。
樹里さんも木村花代さんも良かった。

樹里さんとその彼氏の馴れ初めも面白かった。
その時エルが授けた「かがんでオッパイ」作戦。まさか裁判の伏線になるとは。
ちょっとした小ネタも面白い。

エルがエメットに服を見立ててあげる場面も好き。

教授役の長谷川初範さん。舞台を拝見するのは初めてかも。良い歌声。

裁判のオチ(パーマの後すぐのシャンプー駄目)がやや弱いのが残念だが、正直そんな些細な事はどうでも良い。
本当に楽しくて素敵なミュージカルだった!

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