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『魔界転生』

『魔界転生』明治座

原作:山田風太郎(角川文庫刊)
脚本:マキノノゾミ 
演出:堤幸彦

キャスト:
上川隆也/溝端淳平/高岡早紀/村井良大/松田凌/玉城裕規/木村達成/
猪塚健太/栗山航/丸山敦史/山口馬木也/藤本隆宏/浅野ゆう子/松平健 

マキノさんと堤さんコンビ。「真田十勇士」以来のコンビ。
私は青山劇場で上演された「真田十勇士」が、どうにも駄目だったのですが、新国立の再演は良かったという声もきくし、期待半分不安半分で見に行きました。
上川さんが柳生十兵衛なら行かなくてはね!

原作である小説版の良い所を残しつつ、新たな『魔界転生』の物語でした。

飄々としながら全てを背負う上川さんの十兵衛、若者たちの哀しい戦いと、歴史から消え去る人々の怨念。

私は舞台版の「真田十勇士」は2014年の青山版しか見ておらず、記憶も曖昧なのですが、2016年の再演版とキャストもかなり被っているのですね。

その世界観を引き継ぎつつ、初見の人も楽しめる脚本。
生き残った十勇士の根津甚八を、傍観者的な立ち位置から、十兵衛に関わり、淀君のエピソードでは重要な役割を担わせる。甚八、実に良い役。

根強い秀頼生存説を天草四郎の出生の秘密に絡める。
歴史の「もしも」は面白い。

歌舞伎でよくある、血や肉体を犠牲して霊力を宿すという手法も効果的に使われている。
高岡早紀さん、とても綺麗。

柳生の親子対決が、物語の中心になっているのも良い。

魔界衆もみなキャラクターがしっかりしていた。
特に田宮坊太郎かが良かった。殺陣も上手い。演じた玉城裕規さん、お名前しっかり覚えました。
坊太郎と主税の対決、闇落ちしたかつての友と戦うって、やはり心惹かれますね。

演出は好みが別れそう。一幕の映像過多は余り好きでは無い。
歌舞伎等を見てても、舞台美術やマンパワーで魅せる方が、観客の響いてくると思う。
面白い試みであると思いますが。

笑いについては、いまいち滑っているものも。
でもスポーツ時事ネタはツボでした。柳田がHR打ったとか、サッカーの結果をお知らせしてくれたりとか。

東京オリンピックで期待する選手を語る場面、白井健三くん、桃田賢斗くん、瀬戸大也くんでした。私も期待している選手ばかりです。

やや冗長な部分もあるが、楽しめる芝居でした。
何より若い俳優さんの頑張りが、気持ち良かったです。

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