『メタルマクベス Disc1』 再観劇
『メタルマクベス Disc1』 再観劇
ステージアラウンド東京
8/25に再観劇してきました。
残暑がとても厳しい日で、会場に着くまでに体力をかなり奪われた。
昨年のこの時期は鳥髑髏だったが、熱狂的に鳥に通った方々を心底尊敬する。
自分夏場のこの劇場は無理だ。昨年の8/27に鳥観劇した時もしんどかった。
私が一番好きなのは花髑髏なので、春の上演で助かった。夏だったらとても通えない。
そんな訳で二度目の観劇は集中力を欠きました。申し訳ないです。
それでも更に迫力を増していたさとしさんのランダムスターに魅せられる。
初日は正直物足りなさを感じためぐさんのランダムスター夫人、歌唱力はもちろんの事、夫に罪を犯す事を迫る場面、非常に良かった。
逆に疲れているなと感じたのはJrの松下くん。初日に比べるとやや勢いに欠けた。
Jrについては、七光り~は初演の森山未來くんならではなのでカットは仕方無いが、グレコとの関係を強く出す場面が少ないのが残念。
初演はもっとマーシャルとも仲良しだった
「明けない夜は…」から、ランダムスター討伐までは良かった。
鋼鉄城への戦いに向かう場面、演出がめちゃめちゃ格好良いですよね。
歌と疾走するバイク。まさに音楽と芝居が一体となる感じ。
髑髏城もですが、荒野の場面こそが新感線@ステアラの魅力だと思う。
今回ステアラ版で一番拘ったのでは?と思っているのが、バーナムの森の書き換え。
狼の子孫が剣で空をまっぷたつに切り裂き
陸の鯨が目を覚まさぬ限り
初演の時の自分の感想。これで解釈合っているのか?
狼の子孫→レスポール・ジュニア
剣で空をまっぷたつに切り裂き→ジュニアの剣に、雷が落ち、空が割れる
陸の鯨→鋼鉄城の地下の最終破壊兵器
描写が初演よりスケールアップして、判りやすくなっている。
それでもバーナムの森の書き換えとしては、もう少し足りない。
芝居全体はマクベスの書き換え狂言として秀逸だけに惜しい。
この感想だけは初演と全く変わらない。
それでも本当にこの戯曲は面白いと思う。
ただ何故か判らないのですが、初演と上演時間変わってないのに、ステアラ版は長く感じる。
単に自分が年をとったからかもしれないが、今回は「長い」という感想を目にする。
劇場の居心地が悪いからか。
平日夜の部の集客が苦戦しているようだが、それは何処の劇場も同じ。
都心部から更に30分かかるにも関わらず18:00開演。
マダム中心の客層でも無いのに、満席を期待するのは無謀。
一年三ヶ月の髑髏城攻めで、あの劇場が心底嫌になった演劇ファン、思ったより多そう。
それでもあの僻地に一回あたり(恐らく)1000人近くの客が来ているのは、凄い事ですよ。
« 『八月納涼歌舞伎』第二部 | トップページ | 2018年8月の振り返り »
「芝居・新感線関連」カテゴリの記事
- 『髑髏城の七人 Season花』ゲキ×シネ版 感想 その4(2019.05.22)
- 劇団☆新感線『偽義経冥界歌』(2019.04.24)
- 『髑髏城の七人 Season花』ゲキ×シネ版 感想 その3(2019.04.09)
- 『髑髏城の七人 Season花』ゲキ×シネ版 感想その2(2019.03.20)
- 『髑髏城の七人 Season花』ゲキ×シネ版 感想(2019.03.10)
コメント