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『マクガワン・トリロジー』

『マクガワン・トリロジー』
世田谷パブリックシアター

 

作 シーマス・スキャンロン
翻訳 浦辺千鶴
演出 小川絵梨子
出演 松坂桃李 / 浜中文一 / 趣里 / 小柳心 / 谷田歩 / 高橋惠子

なかなかのチケット争奪戦だった。桃李くん効果?

トリロジーとは英語で三部作の事。
アイルランド共和軍(IRA)に所属するヴィクター・マクガワンの物語だ。

トリロジーというと、篠井さんの「トーチソング・トリロジー」を思い出す。
長谷川博己さんをはじめてみた舞台。
今でも心に残る素敵な芝居だった。

「マクガワン・トリロジー」は、残念ながら自分にとっては忘れていく舞台だった。

タイトル通りの三部構成。

一部は内ゲバのような仲間内での抗争を描く。
ヴィクターは文字通り容赦ない殺人鬼だ。
二部は幼馴染の女性との2人舞台。
三部は認知症となって、ヴィクターの事も判らなくなった母との物語。

脚本そのものは凄く面白かったと思う。
特に二部。趣里さん演じる女は、負傷したイギリス兵に水をあげたという理由だけで制裁される。
その彼女との会話が秀逸。

でも単純に自分はこの芝居にのめり込めなかった。

アイルランド解放戦線の知識が無くても、話に入るのはそこまで難しくないと思う。
もちろん知識はあるにこしたことは無いが。

暴力描写が苦手とかは無い。映像だと駄目だが舞台は割と平気。

内容に入っていけないのは翻訳ものの限界とも思うが、7月は翻訳ものである「ジハード」が非常に良かったのと対照的。
ちなみに「ジハード」は舞台となる箇所の位置関係がわかるような地図、簡単に用語を説明した紙が配布されていた。

私がこの芝居の面白さを感じられなかった原因。それが演出に起因しているのか、役者に起因しているのかはわからない。
ただ桃李くん主演で、あれだけ上手い俳優を揃えているなら、もっと違う戯曲の選択があるのではとも思う。

谷田さんが老け役だった。格好良かったけど。
最近谷田さんの出演する舞台が、悉く自分の趣味と合わないのは辛い。

暴力描写といえば『エドワード二世』 があった。谷田さん出演。
これは面白くて、一度見た後、すぐに再観劇のチケット取った。

何が自分にとって面白いかどうか、蓋を開けてみないと判らないです。

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