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『八月納涼歌舞伎』第一部

『八月納涼歌舞伎』第一部 歌舞伎座 

一、花魁草(おいらんそう)
二、龍虎(りゅうこ)
三、心中月夜星野屋(しんじゅうつきよのほしのや)

毎年恒例の納涼歌舞伎。まずは第一部を観劇。
どの演目も良かったが、何といっても『花魁草』が秀逸。

『花魁草』
北條秀司 作・演出
大場正昭 演出

江戸を襲った安政大地震を生き延びた大部屋役者の幸太郎と女郎のお蝶は、百姓米之助に助けられ、栃木で達磨の絵付をしながら二人は一緒に暮らし始めます。お蝶は幸太郎に想いを寄せますが、かつて夫婦の約束をした男に裏切られた過去があるため、所帯を持つことに踏み切れずにいます。そこへ、猿若町の座元勘左衛門や芝居茶屋の女将お栄がやってきて、幸太郎に芝居へ復帰することを勧めます。二人は江戸に向かいますが…。

江戸が火の海になり、命からがら逃げてきたお蝶と幸太郎が偶然行き会う。
この時のふたりの会話が良い。良い芝居って、何気ない日常の会話が生きている。

お蝶と幸太郎の年齢差はどのくらいなのだろう。
年下の幸太郎が好きなのに、年齢を気にしておばさんだと名乗る。なのに若い娘には嫉妬むき出し。
そんな年増のお蝶がとても可愛い。

彼女は自分でも嫉妬心の強さを自覚しており、それ故過去に大変な過ちを犯している。
だからこそ幸太郎が再び役者として江戸に帰る事になった時に、自ら身を遠ざけようとする。

扇雀さんのお蝶が素晴らしい。
この役、やり過ぎてしまうと嫌味なキャラクターになりそうだが、その塩梅が丁度良い

相手の獅童さんも爽やかな好青年振り。2人を助ける百姓の幸四郎さんも良い味。

何より脚本が素晴らしい。心に染みる良い芝居でした。

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