« 2018年5月の観劇予定 | トップページ | 『バリーターク』 »

『Take me out 2018』 再観劇

『Take me out 2018』 再観劇
DDD青山クロスシアター

作:リチャード・グリーンバーグ
翻訳:小川絵梨子
演出:藤田俊太郎
出演:玉置玲央 栗原類 浜中文一 味方良介
小柳心 陳内将 Spi 章平 吉田健悟 竪山隼太 田中茂弘

4/28に再観劇。
もう2、3回見たかったくらい好きな芝居。
今年見た中で一番好きかも。

前回の感想。

http://karintheater.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/take-me-out-201.html

メイソンが野球の素晴らしさをにダレン語る場面、見ていることらも嬉しくなってくる、熱い口調。
丁度この日出掛ける前に、MLBの中継で大谷選手がホームランをかっ飛ばすのを見た。
野球は時間をコントロールするスポーツ。
何といっても素晴らしいのはホームラン。ベースを回ってグラドを一周する間時間は止まり、球場中がその選手を祝福する。(全然台詞覚えてないので確さとはほど遠いがお許しを)

この台詞、野球好きなら心から頷ける。
野球についてだけでなく、心に残る台詞がたくさんある。戯曲を読んでみたい。

今回は粗筋、各キャラクターの立ち位置が頭に入っての観劇。
なのでメイソンとダレンの関係性に注目してみた。

握手を求められ嬉しそうなメイソン。
誰もが憧れるダレンだが、メイソンには結構我儘な部分を見せている。

2人の物語としては、判りやすいように惹かれ合う描写は特に無い。
だけど自然にああ、ラブストーリーなんだな、と思えた。

シーズンが終わったグランドで、2人が佇み会話を交わすラストの場面が好き。
泣くような所では無いのだが、自然に涙が出て仕方無かった。

閉ざされたロッカールームの物語でありながら、メイソンは笑顔でグランドにいる。
シーズン中は汗ばむ程の暑さを感じたけど、ポストシーズンが終わった後の屋外は本当に寒い。
ヤンキースがモデルだとすると、本拠地はNY。めちゃくちゃ寒い。

小さな劇場の中なのに、スタジアムの風を感じる事が出来るのは、役者さんと演出家さんの力量だ。

その一方で野球をする事を奪われ、去って行った登場人物の事が、最後も心に残る。

栗原さんのシェーンは、芝居の上手さとかそういったものを超越している。
見ているこちらの心に、ダイレクトで感情が突き刺さる。凄い。凄いけど痛い。

ダレンにモデルとなった選手はいるのだろうか。
センターを守って中心バッター。盗塁も多い。
三冠王とトリプルスリーを同時に達成しそうなタイプ。
(日本だと柳田選手とか)

賞賛される事が当然で、同情されるべき存在では無いと言ってしまう程のスーパースター。
演じる章平さん、とてもセクシーだ。

そんなダレンだから、親友だと思っていたデイビー・バトルに、まさか自分の存在価値する全て否定されるとは思わなかったであろう。

一人一人のキャラクターが生きていて、その関わりが色々なものをうみだす舞台だった。
素晴しい戯曲というのは、無駄が無い。

久し振りにもっともっと見たいと思わせる芝居だった。

余談だがカワバタの背番号は18。元の戯曲にも指定があるのだろうか。
アメリカでは18はエースナンバーでは無いようだが、日本では紛れもないエースナンバー。
日本の投手である事の拘りが見える。投球フォームも野茂に似ている。

ロッカールームのセットとか各選手に合わせた様々な小道具があり、そんな細かい処の拘りがまた、リピートしたくなる要因でもある。

« 2018年5月の観劇予定 | トップページ | 『バリーターク』 »

芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/73451010

この記事へのトラックバック一覧です: 『Take me out 2018』 再観劇:

« 2018年5月の観劇予定 | トップページ | 『バリーターク』 »

リンク

無料ブログはココログ
2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31