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シネマ歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』 

シネマ歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』 
池袋シネリーブル 5/2 19:00~

5月のあたまにシネマ歌舞伎を見に行く。
久し振りに研辰が見たくなったのだが、何度見ても面白いし、今はもういないスクリーンの中にいる役者さんの姿に涙が出る。

以下、芝居のレビューというより自分り思い出語り。

自分は歌舞伎座で初演も見ているので、当時の感想が読みたくてブログの古い記事を探したら、自分がブログを開始するより昔の芝居だった。
初演は平成13年(2001年)8月納涼歌舞伎だ。(映像になっているのはその後のもの)
阿修羅という単語が出てくるが、阿修羅城は2000年と2003年。本当に随分と昔になったものだ。

2003年8月は歌舞伎座が鼠小僧、演舞場が新感線の阿修羅城だった。
確か歌舞伎座の楽が一日早くて、阿修羅楽に野田さんと勘三郎さんが来られていた。

休憩中にロビーでぼーっとしてたら、勘九郎くんとぶつかってしまい、物凄く丁重に謝られた。彼はホント好青年。

そんな事を時々思い出しながら見ていた。息子さんたち、凄く立派になったよ…。

コメディっちくな場面とシリアスな場面のバランスが秀逸。
2時間弱の間に面白さが凝縮されている。

改めて映像で見て、後半やじ馬のような群衆がかたき討ちを迫る場面、照明の群衆のバランスが見事。
当時もこの場面、大衆の無意識の悪意の集合体に背筋がぞっとしたものだ。

かたき討ちは討つ方も地獄。討たなければ国には帰れない。

情けなくも人間らしい辰次は勘三郎さんならでは。
勘三郎さん、三津五郎さん、今は病に倒れた福助さんと見られるこの演目の映像化は、本当に貴重。

野田さんは「肉体の芸術は、死んだら残らない」と書いていたけれど、こうやって映画館で間接的にでも見る事は出来るし、映画館には若い方も見に来てましたよ。

作:木村錦花
脚色:平田兼三郎
脚本・演出:野田秀樹

 

守山辰次:中村 勘三郎
粟津奥方萩の江/姉娘およし:中村 福助
妹娘おみね:中村 扇雀
平井九市郎:市川 染五郎(現:松本 幸四郎)
平井才次郎:中村 勘九郎
からくり人形/番人番五郎:片岡 亀蔵
職人市助:中村 源左衛門
宮田新左衛門/やじ馬の町人:中村 七之助
小平権十郎/やじ馬の町人:中村 獅童
八見伝内/宿屋番頭友七:坂東 彌十郎
町田定助/僧良観:中村 芝翫
平井市郎右衛門:坂東 三津五郎

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