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『髑髏城の七人』Season月~下弦の月

劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月~下弦の月
ステージアラウンド東京 25列40番台

作 中島かずき
演出 いのうえひでのり

出演
捨之介/宮野真守
天魔王/鈴木拡樹
無界屋蘭兵衛/廣瀬智紀
兵庫/木村了
霧丸/松岡広大
極楽太夫/羽野晶紀
狸穴二郎衛門/千葉哲也ほか

昨年4月から通い続けたステアラ。
1月のLVも行かれず、2カ月以上間があいてしまいました。

久し振りの髑髏城の七人、下弦の月、堪能!

以下、ネタバレ有。

髑髏城は方向性によっては凄く闇が深くなる物語で、特に蘭と太夫の恋愛設定が追加されてから更に辛い展開が増えたのだが、
それを沙霧兵庫が吹き飛ばしてくれ、捨之介が笑顔で終わると展開が凄く好き。

過去様々な髑髏城が上演されてきたが、私は97年版から入っているからか、爽快感を感じるラストシーンを求めてしまう。
下限の月は滅びの美学に傾きすぎず、爽快に終わる髑髏城でした。

それと初見の時から感じていたが、登場人物間のバランスがとても良い。

宮野捨之介、初見の時はあまりに声が良すぎて(ヒーロー声というか)、席が後ろだった事もあり「悩みの無い捨之介?」と感じたが、今回は良い塩梅に酸いも甘いも噛み分けた大人の男。
闇背負っている少年、霧丸との対比も生きている。

捨之介と霧丸の関係も月髑髏ならではの独自路線。
天魔王を倒し、ボロボロの捨之介(宮野捨、ホントにボロボロだった)に、「生きる」という事を霧丸が示す。

霧丸役の松岡広大くん。アクションも凄い。今後が楽しみな若い俳優さん。

月で好きなのは、太夫と霧丸の絆。
最近は太夫をベテランの女優さんを演じる事が多く、沙霧と年齢差があるので二人の関係性が難しいのだけど、山の民である事を強調したのは上手い。
月は霧丸がずっと言えなかった「ありがとう」を、最後に太夫に言うのが効果的。兵庫が割り込むのも可愛い。
月の変更点で一番好きな所です。

そして今回一番惹きつけられたのは天魔王役鈴木拡樹さん。
はじめて舞台で見る役者さんですが、上手いですね!

12月に見たときは天蘭とも、台詞廻し等、若ドクロの影響を強く感じてしまい、余り感心しなかったのだが、今回はそんな事は無かった。
何だか歴代一可哀想な天魔王…。

花鳥風月シリーズでは天魔王のキャラクターに変化をつけていて、それがそれぞれの物語を彩っている。

4作見て結局天魔王という存在は何だったのかと考えさせられた。
ラストの「空っぽの仮面」が答えなのかもしれない。

蘭兵衛に対する複雑な感情は、鳥では効果的だったが月はどうだろう。
つくづく花の天魔王さまは、蘭兵衛大好きすぎて、今となっては新鮮だった。

空っぽの仮面」、千葉さん良い声…。
千葉さんの二郎衛門、大好きです。

花鳥風月初登場のインディさん、中谷さとみさん。
久し振りの羽野さん。

皆さん素敵でした。

長期公演だった月ドクロもついに終わり。
スクリーンの故障等、色々なアクシデントもありましたが、無事公演終了。
役者さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

次は修羅天魔、通常版髑髏城とはこれで暫くお別れと思うと寂しいです。

【追記】

羽野さんの太夫、凄い好きと改めて思った。
「あなのた思いは叶わない!」とか、新感線特有の笑いを体現出来ている。
プランクあっても劇団員。さすが。

下弦は蘭兵衛との関係も、少し恋愛寄りで切ない。

つくづくもっと舞台で見たかった女優さん。
野田さんの芝居も出ていたから、夜長姫を見たかったです。

上弦下弦もLV行かれなかったのを今更後悔してます。

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