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ミュージカル『メンフィス』  ラスト観劇

ミュージカル『メンフィス』 新国立劇場 

12/17に千穐楽をむかえた『メンフィス』。ついに終わってしまいました。
素晴らしい作品でした。私的今年の観劇のベスト3に間違いなく入ってます。

初演も良かったのですが、1回見て観劇終了。(自分の体調面の問題もありましたが)
それが再演版に嵌りまくり。凄くパワーアップしてて何回でも見たい!状態。

山本耕史くん&濱田めぐみさんの2人が凄いのはもちろんの事、出演者全員が素晴しい。
主要キャストももちろんだけど、アンサンブルさん全員が本当に素敵でした。
あの音楽と格好良いダンス、ずっと見ていたい。

最大の後悔は全員の顔と名前を憶えられなかったこと。
マイ初日をもっと早くして、アンサンブルさんのSNSとか早い段階からチェックすれば良かったです。

衣装もヘアメイクも可愛くて、今更ながらTwitterの写真見てにやにやしています。

4回しか見なかった事を後悔。
でも席位置が最前列、10列、12列、2階といい感じにバラけてて、充実したメンフィス観劇ライフでした。

全体を楽しむには12列が絶好かな。
スペシャルカーテンコールや楽だと10列が美味しい。可愛い女性陣や格好良い男性陣とハイタッチしたかった!

初演と大きく変わった所といえば演出なのだけど、もうこれは今回演出した山本耕史くんを絶賛するしかないでしょう。
一幕でセリ、二幕で盆を使った舞台機構が話題でしたが、それよりも何よりも登場人物それぞれの立ち位置、人と人の関係の描かれ方が本当に丁重。
結局芝居を支えるのは人間ドラマであり、それをより効果的に見せる為の演出手法なのだと、基本を思い知らされた次第です。

アンサンブルさんの役柄一人一人にもドラマがあり、だからこそ芝居に厚みが生まれる。
でも出過ぎる事はなく、主要キャストとのバランス絶妙。

照明、アンサンブルさんのフォーメションも綺麗。

こんな素敵な日本版『メンフィス』を創りだした、ジェフリー・ページさんと山本耕史くんに大感謝。 
 
人種差別という日本人の観客にはなかなか判りにくいテーマの物語だが、日本の観客向けに上手く作られていると思う。

一幕最後のフェリシアの暴行場面、初演はもっと生々しかった記憶がある。
今回も衝撃的で辛い場面であるのだが、初演よりマイルドになっている気がする。
それでも観客には十分伝わる。
所詮狙わるのは差別される黒人のフェリシアであり、白人であるヒューイは安全圏にいる。

ヒューイの「俺が殴られればよかった」という台詞。
もちろん彼の本心だけど、所詮安全圏にいる人の言葉だ。

歌手としての成功ももちろんだが、フェリシアは安全な場所に行きたいのだとも感じた。

一幕のフェリシアは走り方やちょっとした仕草が可愛い。
一転して二幕は強い女性。
「Stand Up」を力強く歌う姿は戦う意思の強さが見える。

直前の発砲で根岸さんのママがフェリシアを一番に心配するのも好き。

ヒィーイがはじめて店に来た時、ボビーとゲーターは早い段階から彼に好意的だった。
ヒューイのラジオがはじまって、ラジオ曲で3人でわちゃわちゃしているのが実に可愛い。
(栗原さんのシモンズがまた良い味出してる。バックワイリーも)
二幕失意のヒューイに飲み行こうと声を掛けるのもこの2人。

結局NY行きもフェリシアも仕事も失うヒューイ。

「Memphis Lives in Me」
この場面はいくら言葉にしても伝わらない。見て、聞いて、としか言えない。

ヒューイが愛した街と人々。
ヒューイは此処に留まる。

そう初演は置いて行かれたという印象だった。
でも再演版は残る選択を自分で決めたと強く感じた。
だからラストシーンの受ける印象が全然違うのだろう。

2人の道は違ってしまったけど、それぞれの場所で生きていく。そ
再会は今後に踏み出すための一歩。

最後にヒューイが現れる場面のフェリシアが、また可愛くなってるのよね…。

楽しくて楽しくて書いても書いても書き足りない。
感想書いてると、また見たくなる。
一年の終わりにこんな素敵な作品に巡り合えて、とても幸せ。
とびつき最高!

実は栗原さんのシモンズがかなりツボだった。次の舞台も見たいな。

また追記するかも。

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