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『髑髏城の七人』Season風 10/28マチネ

劇団☆新感線 『髑髏城の七人』 Season風 10/28マチネ
IHIステージアラウンド東京 前方上手

作 中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演 松山ケンイチ / 向井理 / 田中麗奈 / 橋本じゅん / 山内圭哉 / 岸井ゆきの / 生瀬勝久 / 他

ライブビューイング以来の風髑髏。

今回は40番台の席。見えない部分が多いのではと心配したが、ほぼ大丈夫。
舞台装置等、花・鳥とかなり工夫して、お客さんが見易いよう改善している。

でもでも、一幕の無界屋に髑髏党がやって来る場面、兵庫が蘭兵衛の刀を受けとるのが大好きだったのに、此処はセットに隠れて見えなかったー!

風は山内さんの兵庫が格好良くて嬉しい。
一幕から兵庫と荒武者隊に目立って貰わないと、二幕の悲劇がいきないし、兵庫の「てめえが雑魚だと思ってる連中の力、見せてやる」の台詞もいきない。

兵庫は「こういう男に愛されるのは、女にとって幸せだろう」と思わせる男であって欲しい。

大詰め七人の立ち廻りで、さり気なく太夫の手を取る兵庫。
無界屋襲撃のあと、太夫が兵庫に抱きつくのもアカを思い出す。

風は兵庫と太夫の関係に徹した方が良かったのでは、と思ってしまう。

今回面白いなと思ったのは、兵庫と蘭兵衛の信頼関係が深いこと。
前述した刀を預ける箇所もだし、その刀を再び兵庫が蘭兵衛に渡している。

兵庫と蘭兵衛の関係性をしっかり描いているのは、97年度版以来?アオの2人も仲良かったな。
この日兵庫の「くんろ」ネタが長めで、蘭兵衛に突っ込まれていた。

二幕の蘭兵衛最期の場面。
中央に蘭兵衛、下手に太夫・上手に兵庫の配置。
風は一人二役なのでこの場に捨之介がいないのは当然なのだが、花は上手が捨之介だった。
立ち位置の違いも面白い。(鳥は太夫先頭に全員下手)

これは鳥から感じていたのだが、随分と台詞で説明する場面が増えた印象。

天魔王が蘭兵衛を嫌う理由(鳥)
捨之介が本能寺に間に合わなかった理由(鳥・風)
捨之介が女を斬れない理由(風)

1から10まで説明しなくても良いのに。5くらいの内容に留められないだろうか。
花で判りにくいという感想でも来たのか?

髑髏城は脚本の粗さも含めて魅力のある物語なのだから、辻褄合わせは程々で、全体の疾走感を大事にして欲しい。
描かれていない部分を、役者さんの演技からあれこれ自分なり想像するのも楽しいし、他の人の解釈を読むのも楽しいのだ。

向井くん、初見の時より随分頑張ってる。
別に蘭が剣の達人である必要な無いが、彼岸花の殺陣はさすがに厳しい。
キャラクターの創り方は好き。

松山くんの捨之介、予想以上の嵌り方。
過去の捨之介を思い出しながら、この役は笑顔が大事だよなと感じる。
天魔王との演じ分けも見事。表情、口調、声の使い方、一瞬にして変わる。

そして何といっても橋本じゅんさんの贋鉄斎。
ようやくじゅんさんの、猿之助さんへの、ワンピース歌舞伎へのエールを聞けた。
あんな面白場面で泣きそうだった。じゅんさん、大好きだー!

「影武者でありながら生き残った者と影武者を犠牲にして生き残った者」の台詞等、締める台詞も重みがある。

演出、構成とも風髑髏は手堅い。
シリアス部分と笑いの部分の割合、切替も良い。
たぬき最高。小道具班、大変そうだけど、まさに新感線という感じ。

風髑髏も面白い!

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