『八月納涼歌舞伎 二部』
第二部後半は、染五郎さんの弥次さん、猿之助の喜多さんの第二弾。
前回に引き続き、金太郎くん團子くんも出演。
江戸に帰ったきた弥次さん、喜多さん。
相変わらずお金が無くて、歌舞伎座でアルバイト。
「四の切」の初日を前に殺人事件が起こり…という筋立て。
第二弾「歌舞伎座捕物帖」、単純に面白かったです。
弥次さん、喜多さんが旅してないと言ったらそれまでなのですが、私は第一弾よりスッキリした作りで好きです。
劇中劇で「四の切」が演じられるのですが、抜擢される若い芳沢綾人が隼人くん。静を演じるライバル瀬之川伊之助が巳之助くん。
巳之助くんが赤姫の衣装で、ブチ切れまくりで大爆笑。
普段は仲良しの2人がライバル関係なのも面白い。
2人が狐忠信を演じる場面、とても丁重に演じてて、猿之助さんが教えたのでしようか。
若い2人への愛情を感じて、嬉しくなりました。
團子くん「将来やりたい」
猿之助さん「10年早い!」なんてやり取りもくすりとさせる。
配役が発表された時から話題だった「座元釜桐座衛門」。もちろん昆虫大好き中車さんのお役。
この名前に合わせて、紋が全てカマキリ!
義太夫さんたちの裃、見台、その他細かい所にもカマキリ紋。
揚幕にもカマキリ。揚幕は撮影OKでしたので、終演後みな撮影してました。
Aパターン、Bパターンと犯人が違う結末が2種類。
私が観た日はBパータン。
お蝶の児太郎さん、色っぽかった!
門之助さん、笑三郎さんの義太夫三味線コンビ。
寿猿さん、竹三郎さんのベテランコンビ。
みな良い感じ。
三部に備えて早々に退散する、勘九郎・七之助兄弟も印象に残る。
最後は弥次喜多が荒法師になって宙乗り。
2人の荒法師という貴重なものが見られました。
宙乗りの所、門之助・笑三郎コンビがちゃんと義経と静の型で見送るの!
面白いだけではなく、何だか心が温かくなる弥次喜多でした。
千秋楽のレポ読んで、楽行けば良かったと後悔…。
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