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『髑髏城の七人 Season花』思い出し雑感 その2

以前の感想で天魔王はもしかしたら生きているのでは?と書いたが、さすがに深読みしすぎかと思っていたら、生存説も見掛けた。
最期の消えていくような笑い声に、何ともいえない哀しさがある。
捨之介に本当に足刺されるというのは、皮肉な結末だ。

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蘭兵衛の遺体、運び出したのかな…。
花の蘭兵衛はそのまま眠らせてやって欲しいと、心から願うが。

錬金術使って人体錬成しかねないよ、成河天魔王は。

しかし成河天魔王は色々芝居変えてくるから侮れない。

夢見酒口移しの後、沙霧と対決する前、蘭兵衛を愛おしそうに撫でるのにはまいりました。
いつからはじめたんだろう、あの芝居。
5/31は無かったと記憶。

一幕の捨天蘭対決の時、鞘投げるのもいつから?
綺麗に舞台後方に飛んで行って、実に格好良い。

捨蘭2人が高身長なので開幕前はどうなるかと思ったが、物凄い存在感の天魔王だった。

口説きの場面でも刀を放り投げ、玉座の前での「俺を斬って、髑髏城の城主になれ」という台詞を吐く場面。
前で刀を構える蘭兵衛の背中との対比、照明の効果。

花髑髏の中でも5本の指に入る名シーンだと思う。

蘭兵衛は背中で語る芝居が多いが、二幕途中からは無い(と思う)が、これも意図的か?

二幕の口説きの場、夢見酒口移しの有無などどうでも良いくらい、倒錯的なエロチズムがある。
2人の容貌がちょっと古風なので余計に。

それと何と言っても2人の声の良さが最大の強み。
今回は台詞と演技で魅せる場面になっているが、これは脚本・演出の信頼だと思っている。
音響に難のあるステージアラウンドで、どの席でも天蘭は台詞が綺麗に聞こえてきた。
台詞が走る事も無かったし。(新感線は結構台詞走るからな~)

成河さんはちょっと喉疲れてる?と思う事もあったが、あの独特の笑い方、台詞廻しは常に健在。

それにしても玉座で夢見酒飲んでる蘭兵衛は、何度見ても艶っぽすぎて本当にヤバい。

蘭兵衛を斬る場面、天魔王は蘭兵衛の顔を斬っているように見えるのだが…。しかも目の辺り。
戦闘力奪うには一番効果的だけど、顔を斬るって所がまたおぞましい。

そんな歪んだ愛を向けられても、動じてない蘭兵衛もどうかと思うが。

蘭兵衛最期の場面の、天の泣き笑いのような演技は、楽近くにより一層濃くなっていた。

結局蘭兵衛の心は天の殿のもので、天魔王も太夫も誰も受け入れない。
それでも天魔王と共にあろうとした蘭兵衛。
最後の最後で、天魔王は失ったものの大きさに気付いたのであろうか。

今回成河天魔王のキャラクター作りの上手さか、「からっぽの仮面」のラストが生きているのは素晴らしい。

総括と言いつつ、主に捨蘭、天蘭について語ったが、もちろん散々書いた通り、全員のキャラクター間の関係性が今回は凄く良い。
本当にバランスの良い「髑髏城の七人」だったと改めて思う。

でも唯一不満な関係性があった。
捨之介と天魔王。

此処からが本題なのだが、本題に入る前が長すぎるだろ、自分。

更に続く。あと1回で終わる予定。

【追記】新派の黒蜥蜴見てきたけど、やはり今回の天蘭って江戸川乱歩っぽい…。
花蘭って、男っぽく強く、かつ綺麗なんだけど、精神的には被虐というか。
まさに「美的恐怖恋愛劇」な2人。

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コメント

花梨さま
いつまでも続きそうな花髑髏シリーズ(笑)。
あと1回なのですね?
本題、楽しみです。

花梨さんのご感想を読ませていただいていると、自分では
気づかなかった深部にまで踏み込まれて、もう一度観たく
なって困ります。
まぁ、それができないところがナマの舞台のよさでもある訳ですが。

山本蘭兵衛と成河天魔王のキャラクターと関係性を筆頭に、
キャストに合わせた改編がとても上手くハマったと思わせて
くれた Season 花。

Season 鳥ではまたどんな違った髑髏城を見せてくれるのか
楽しみですね。

スキップさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

ただ同じ事を書いているだけの気がする花髑髏まとめ、読んで頂いて嬉しいです。
元々97年度版の頃から、捨蘭の関係性が凄く好きだったのですが、花でようやく天蘭の関係性の良さにも目覚めたという…。

本日新派版の黒蜥蜴を見て、自分は倒錯的なエロチズムが凄く好きなのだなと、改めて思いました。

鳥はじまる前に何とか終わらせます!

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