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『髑髏城の七人 Season花』4/28ソワレ 感想その2

劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花 
IHIステージアラウンド東京 

4/28ソワレ観劇の続き。

演劇界の豊洲問題言われているステージアラウンド。
(何処で読んだか忘れたが、名付けた方、上手いな~。)
観劇に行く人もすでに対策バッチリのようですが、前列は舞台からの雨風でちょっと寒いというのを加える。
ええ、霧雨背負って出てくる方や、風纏って出てくる方がいるので。
4、5列間が通路なので、4列目以内が寒いと思われます。
膝掛けの貸出があるそうなので、冷え症の方は一応参考に。
ステージアラウンド、係の方はみなとても親切です。

あと席によっては音響が悪い。
今回、冒頭の髑髏党と兵庫のやり取りはほぼ全滅。(前回11列目は問題無し)
途中から改善されて、問題無く聞こえた。
歌有りの鳥、心配。

前述した通り、今回は各登場人物のバランスが良いので、それぞれの関係性が十分に描かれている。
アカドクロの時に古田さんが、「兵庫がじゅんなので、そちらは全部任せられる。自分は沙霧、蘭兵衛との関係に
集中出来た」といった事を言っていたが(記憶違いだったらごめんなさい)、その言葉を改めて思い出した。

中心になっているのは、捨之介と沙霧&捨之介と蘭兵衛、2つの軸。

花髑髏の良い所は、この2つの関係が、光と闇のように対照的、かつバランス良く描かれている所だと思う。
そこから蘭兵衛と天魔王、蘭兵衛と太夫、太夫と兵庫のような、他の物語も広がっていく。

小栗くんの捨之介は余裕の無さが良い。
古田さんや染五郎さんの演じた、包容力のある捨之介とは違う。
その必死さこそが魅力だ。

小栗捨だと、蘭兵衛を年上にした方が、その魅力が生かせるというのが、花髑髏での自分なりの発見。
製作している側が、どういう意図で蘭兵衛を年上にしたのかは判らないけど、舞台を見る限りでは大成功だったと
思う。

本当に一幕の捨蘭の並びは大好き。
緊迫した場面での再会だけど、ちょっと蘭兵衛を揶揄ったり、怒られたり。
やんちゃだけど、気の回る次男坊という感じ。

花蘭兵衛は強くて綺麗。一幕は静謐。でも心の奥に閉じ込めた、最も脆い部分。
極楽太夫は何となく気付いていも、その正体までは判らない。
捨之介だけが知っている、蘭兵衛の心の闇。

だからこそ一幕で、あんなに捨之介が庇っていたのになぁ…。
蘭兵衛の方が強そう&年上なのに。

小栗くん、蘭兵衛に向かって言う台詞がホント効いてる。
「そいつの言う事を聞いちゃならねぇ」も切実さが伝わる。

それを受けての天魔王の「蠅」発言。
今回の成河天魔王、ホントに捨之介の事嫌いだねぇ…。

捨之介、天魔王、蘭兵衛の3人の場面の緊迫感。
その後の太夫の切ない愛情。
極楽太夫、惚れた男の名前の花を髪に飾るって、粋で覚悟がある。

一輪の蘭の花は、私はアカドクロの水野蘭が印象に残っている。
(ゲキシネ版には入っていない。公演後半で追加。DVDの特典映像のみの幻の演出)
帯に挟んだ花、殿との思いでを語るときに見つめ、二幕で捨之介を斬り捨てた後、投げ付けられる花。
ラストシーンで捨之介はその花持って、最後の決め台詞と共に投げる。
そして沙霧によって、そっと寄せられる髑髏の仮面と一輪の蘭の花。

アオも同じ演出だったが、私はこれは水野蘭兵衛ならではと思っている。
この演出が似合う蘭兵衛も、また見たいものだ。
(風で女蘭兵衛来るかな?)

今回はこの一輪の蘭の花を、太夫と蘭兵衛の絆。
及び太夫と無界の里への思いを断ち切るアイテムとして、生かしている。

太夫から手渡される蘭の花。それをそっと捨てる蘭兵衛。
その花を手に取り、追っていく沙霧。

この変更点は唸らされた。
2人の絆だけではなく、沙霧が髑髏城へ赴く理由付けにもなっている。
いのうえさん、上手すぎる!

そして一連のやり取りで泣かされた後に、現れる贋鉄斎@古田新太…。
感動の涙も引っ込みます。
そこが新感線の良い所。

この後に白彼岸花の蘭兵衛の美しい立ち廻りで、一幕終了。
ほんっと髑髏城は構成も絶妙。

一幕だけの感想でこれだけ語ってしまった…。
どうするんだよ、これ。
二幕も書き掛けているのだが、1年後に読んだら居たたまれなくて後悔しそうだ。

続く

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