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劇団青年座 『わが兄の弟 ―贋作アントン・チェーホフ傳―』

劇団青年座 第226回公演
『わが兄の弟 ―贋作アントン・チェーホフ傳―』

2017.4.7 紀伊國屋ホール
 
作 マキノノゾミ
演出 宮田慶子

初日に観劇。
チェーホフの伝記風の構成の舞台だが、マキノノゾミさんの立派な創作。
チェーホフ一家のエピソード~避暑地での出来事を経て、遠くサハリンの流刑地へ赴く。
画家である次兄の元恋人であり、アントン・チェーホフにとって忘れられない女性に会いに。

チェーホフの戯曲の内容を思わせるような、組み込まれたエピソードの数々。
チェーホフに詳しければ、もっと構成の巧みさが楽しめたのだろうなと思うと悔しい。

アントンやその兄たちも面白い人物だが、何といっても女性たちが魅力的。
死病に取りつかれても、凛とした長女を筆頭に、避暑地で会う三姉妹。
(この場面、照明がとても綺麗)

そしてサハリンで再会するニーナ。

この時代のロシアの暗黒部分を、一手に引き受けたような悲劇。
冒頭で登場するニーナが、明るく聡明であるがゆえに、狂気の姿は悲しい。
彼女の何が、死んだ姉への執着を生むのか。

農夫の妻となっているニーナは、それでも夫に愛され子沢山の立派なおっかさんだった。
(次兄の役者さんの二役?)
兄の描いたニーナの肖像画は、アントンの手から渡される。

苦しみの果てにも僅かに光が差し込むような結末。

戯曲の巧みさに脱帽。

紀伊国屋ホールとか、下北沢の本多劇場に行くと、自分が若くて生意気な、演劇ファンだった頃を思い出すなぁ。

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