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『景清』

演劇集団円『景清』
吉祥寺シアター

原作:近松門左衛門 
脚本:フジノサツコ
演出:森新太郎 
出演:橋爪功 他

圧巻。まさに圧巻。
個人的には今年観劇した作品で、間違い無くベスト3に入る芝居。
全日チケット完売も頷ける。

静寂と緊張の1時間30分。

近松門左衛門の『出世景清』による。

登場人物は景清とその娘以外は人形である。
人形を操る人がその役であり、もちろん台詞は役者自身が語る。

人形は和紙で作られたような質感の、のっぺりした顔で人の背ほどある。
小夜姫も阿古屋も男性が演じ、女優さんはは主に子供の役だった。
操る役者は白い和と洋の中間のような白い衣装を着ている。
コロスのようだ。

この人形を使ったのが実に効果的。
景清の無双の力を表現するのに、人形の胴をまっぷたつにする。
切り口からは真っ赤な糸のようなものが吹き出す。

景清の居場所を言わない小夜姫の着物を脱がし、
残虐な拷問を加える。

訴人した自分を悔いて自害した阿古屋の腹から、
血塗れた子供を取り上げる。

人形だからこその表現。
和紙のような衣装の色合いが綺麗。
薄桃色とか山吹色で表現したい。

梶原景時の人形が、出入り口を通ることが出来ないくらい大きいのも面白い。

この人形が打ち捨てられ、舞台が進むにつれ、後方、サイドと死体の山が築かれていく。
終盤、死体の山の中で、自らの目を潰す景清。
何という凄まじい光景。

主演の橋爪功さんが、とにかく素晴らしい。
肉体で、武士の中の武士である景清を表現し、
長台詞を聞かせる台詞術。

台詞に関しては、出演者みなさん凄い。
難解な言い回しも多い脚本だが、美しい日本語を聞かせてくれる。

ギリシャ悲劇のようでありながら、
日本的な世界はやはり良いと再認識。

森さんの演出好きだーーー。

今月27日まで。当日券も有り。
ぜひぜひ見てほしい芝居です。

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