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『贋・四谷怪談』

椿組2016年夏・花園神社野外劇
『贋・四谷怪談』

原作 鶴屋南北
脚色 立松和平
構成演出 西沢栄治

椿組、夏の恒例野外劇。
今年は『贋・四谷怪談」。
5月の前進座、6月のコクーンに続き、7月は椿組。
毎月違った『四谷怪談』が見られるなんて、それだけ南北先生が偉大という事。

今回は二階席で観劇。
劇場全体が見渡せるので、改めて劇場の創りを眺めて楽しむ。
満員のお客さんと、法被を着て忙しく働くスタッフさんたち。
定員は一応250人らしい。

仮設の劇場と思えぬくらい良い創りだ。
江戸時代の芝居小屋って、こんな感じかなと思ったうり。

年寄りには長時間の観劇には少々厳しい空間ではあるのだが、その苦難を乗り越えても行く価値はある。

大体2時間40分くらいだったが、「浅草境内」~「蛇山庵室」まできちんと上演。
「三角屋敷」もカットされなかった。
テンポ良く纏まっており、見せ場も多数。演出も面白かった。

最後は討ち入りを背景にし、与茂七が伊右衛門を討ち取る。
もちろん舞台奥のテントは開き、夜の新宿が遠景に見える。

ラストもカタルシス満載。
面白かった!

「隠亡堀」では本水もふんだんに使う。
本物の水の池が舞台に出現し、おまきはここに突き落とされる。
伊右衛門も水に飛び込む。客席に水しぶきが飛ぶ。
前列のお客さん、ビニールシート被る。
見ているだけで楽しい。

戸板返しはさすがに池からは出て来なかったが(役者さん死んでしまう)、
舞台上から降り注ぐ、大雨のような水の下、戸板が出現。
恐ろしく、かつ綺麗で、鳥肌がたった。

前述した通り、ラストも立ち廻りがたっぷりで、
(死者が赤い糸に絡まって出てくるのは、余り好きでは無かったが)
何故コクーンはあんな変なラストにしたのかと、改めて疑問だった。
あれでは、せっかく三角屋敷を出した意味が無い。

野外劇という利点を生かし、様々な工夫が凝らされた良い舞台だった。

私が観劇した日はやや気温が低くて、一幕後半辺りからは冷たい風も。
丁度舞台上も「浪宅」で、自然が良い舞台効果をもたらすという、思わぬ利点もあった。

出来ればもっとじっくり見たい。
「蛇山庵室」も短かかったが、これ以上長い時間の芝居は、色々と難しいだろう。
私の体も限界でしたし。

とはいえ「四谷怪談」をたっぷりと堪能出来て、大変満足です。
花園神社での野外劇は、色々大変だと思いますが、椿組さん今後も頑張って欲しい

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