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『橋からの眺め』

GW早々に吉祥寺オデヲンへ、ナショナル・シアター・ライヴ 2016 「橋からの眺め」を見に行きました。
自宅からは比較的近い吉祥寺。
気楽に行かれるのが良いが、ナショナル・シアター・ライヴは上映時間が長いので、ちょっとだけ覚悟が必要。

「橋からの眺め」は今まで見た作品よりは短め。休憩は無し。

三方囲みの舞台装置。
冒頭シャワーの水が舞台に流れる。
この水が最後の場面に生きてくる。

アメリカで暮らすイタリア系の家族。
夫婦とその姪。
可愛い姪をいつまでも自分の手元に置いて、閉じ込めておきたいように見える主人公エディ。

彼らはイタリアからの不法入国者である親族をむかえ入れる。
その一人ロドルフォが、大切な姪と恋に落ちる。

国に戻っても何も仕事が無いと、繰り返し繰り返し訴える。
不法入国者がいち早くその国で暮らす免罪符になるのは結婚だ。
恋なのか打算なのか。(両方アリだと思うが)

難民問題が大きく圧し掛かって来る現代。
とても50年以上前に書かれた戯曲とは思えない状況だ。

姪の結婚を許せない主人公は、決してやってはけない裏切りを犯す。

叔父が姪に抱く感情。
性的なものだけでは無いように、私には思えた。
前述したように大切にしすぎて、檻の中に置いておきたいような…。

ロドルフォもチャラい男なのか、どうなのか、微妙なライン。
決して手放しで結婚を許せるという感じでも無いが、エディのように絶対反対する程でも、という感じ。

姪のエディに対する振る舞いも含め、各登場人物が白とも黒ともつかず、曖昧なグレーであり、そのパランスが絶妙だなと思った。

マルコは「家族の為に稼ぐ」と、一貫していたが。

最後は裏切りの報復を受けた主人公の流す、赤い血が舞台を満たし流れていく…。

かつて日本で上演されたときは、堤真一さんでベニサンだったのね。
これは激しく見たかった。

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