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『リチャード二世』 

さいたまネクスト・シアター×さいたまゴールド・シアター
『リチャード二世』 
彩の国さいたま芸術劇場 インサイド・シアター

演出:蜷川幸雄、演出補:井上尊晶
作:W.シェイクスピア、翻訳:松岡和子

久し振りのさい芸。
良い劇場だし、興味深い演目も多く上演しているが、いかんせん遠いのがネック。
この劇場に30分くらいで来られる人がうらやましい。

初演時の評判が非常に良かった『リチャード二世』。
突然の再演となりましたが、前回見てない私には思わぬ幸せでした。

客席は三方囲みの自由席。
整理番号の早い方は真正面に行くらしい。
座席には配役表や簡単なパンフ。中には蜷川さんからのメッセージ。

「もうすぐ復帰します!待っていてください。」

当然待っていますよ!
こんなにも面白い芝居を創ってくれるのですもの。
『リチャード二世』、演劇らしい演劇で、とても面白かったです。

三方囲みの舞台の奥の奥から、車椅子の集団がやってくる。
これが舞台のはじまり。
紋付袴に留袖の大勢の男女。ド迫力だ。
彼らは車椅子を脇に置き、タンゴを踊りだす。

このタンゴを踊るという行為が、服従やセックスをイメージさせ、この後重要なキーワードとなっていく。

蜷川さんは物語の導入部分で観客を惹きつける仕掛けが上手いのだけど、この舞台も上手い。
正装をした騒々しい集団の中、ひとり異質の存在のリチャード三世。
彼は権力や欲の渦巻く世界を、やや俯瞰した位置で漂っているようにみえる。
確かに彼にも欲があるのだろうが。

男同士のタンゴは何だかエロッチック。
ゴールドシアターの方で、タンゴの上手い女優さんがいた。
姿勢や手、首の位置が決まっている。
私の母と同じくらいの世代か。
若い頃社交ダンスが流行っていたと聞いた事がある。

パワフルかつ詩的な舞台だった。
年齢性別関係なく、役者という方々の内なる熱の発散に圧巻された。

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