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『元禄港歌-千年の恋の森-』

『元禄港歌-千年の恋の森-』
シアターコクーン 2階席

作:秋元松代
演出:蜷川幸雄
出演:市川猿之助、宮沢りえ、高橋一生、鈴木杏、市川猿弥
   新橋耐子、段田安則 ほか

この演目を再演するとは思いもよらなかった。
私が帝劇で見たのは昭和59年。
芝居の詳細は覚えていないのだが、ラストシーンの鮮烈さは忘れられるものではない。
とはいえ子供だった自分には、なかなか理解が出来ない内容だった。

時を経て改めて観劇すると、全く違うことを感じ.る。

実直に筑前屋の長男として生きる信助。
でも自分の取り巻く環境に、窮屈さを感じていたのではないか。
何処かへ行きたい、そして自分の出生。

悲劇的な結末をむかえるのだが、私には解放でもあると思えた。
恋に殺された歌春の魂も、解放された。

盲目の実の母と、盲目の愛する女性と。
自らも盲目となり、2人と手を取り、旅立っていくラストシーンは、やはり時を経て観ても鮮烈だった。

失明というとオイディプス王や春琴を思い出す。
信助も弟の身代わりになる事を自ら望んでいたようにも思える。

瞽女の三味線、うごめく人々、舞台に落ちる椿。
日本の演劇の美しさを凝縮したような舞台だった。

そして宮沢りえさんの美しいこと!
『近松心中物語』の再演があるようだが、宮沢りえさんでぜひ見たい。
雪の中の心中の場面、美しいだろうな…。

役者さんもみな良くて、充実した舞台。
シアターコクーンはこれ以上観客が入れないくらい、立ち見含めて満席だった。

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