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こまつ座 『マンザナ、わが町』

こまつ座 『マンザナ、わが町』
紀伊國屋ホール

作 井上ひさし
演出 鵜山仁
出演 土居裕子 熊谷真実 伊勢佳世 笹本玲奈 吉沢梨絵

千秋楽近くに観劇。感想のアップが遅れてしまった。

太平洋戦争初期、日系アメリカ人の強制収容所が舞台。
そう聞いて、ちょっと見るのを躊躇った。
強く思想を全面に出される芝居は正直苦手。

だがその予想は簡単に外れた。

『父と暮らせば』もだが、広島の人類史上最も悲惨な事件がベースであるが、その体験から「自分は幸せになってはいけない」と思い込む女性の物語なのだ。
普通の人間の物語だからこそ、背景になっている戦争の悲惨さが際立ってくる。

『マンザナ、わが町』の舞台となる強制収容所では、日系アメリカ人がひと括りにされて収容されている。
だが育ちも考え方も違う。その価値観の違いで軋轢もうまれる。
ぶつかり合いが面白い。

そして戦争を背景にして、人の中にある差別意識が顔を出してくるのだ。

5人の女性たちは収容所の中でも精一杯生きている。
それぞれの個性が生きていて、5人の女優さんたちが魅力的に生き生きと演じている。

しかし5人のうちの一人、サチコが実は日系人では無いという事が判明する。

この場面、スパイがいるのではという疑いから、「嘘の火事騒ぎ」を起こし、それぞれが持ち出した大切なものからサチコが何者なのか判るのだが、この持って行き方は実に上手かった。さすがの脚本。

結局サチコの裏切りも許し、危険思想の持主であるとソフィアが別の収容所送りになりことも、何とか解決していくのだが、後半の展開はずっとモヤモヤしたものが残った。

女優さんたちはみな良かったし、引き込まれるお芝居だったのだが、どうにも腑に落ちない。
もちろんこの先の彼女たちは運命は、決して楽しいものでは無いと思うのだが、頑張る彼女たちのラストシーンが受けいれられずに終わってしまった。

良いお芝居を見たという満足感はあるのだが…。

その辺りの引っ掛かりが、上手く感想が纏められなかった原因かもしれない。

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