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『夜への長い旅路』

『夜への長い旅路』
シアタートラム G列上手より
 

作 ユージン・オニール
翻訳・台本 木内宏昌
演出 熊林弘高
出演
麻実れい 田中圭 満島真之介 益岡徹

家族との繋がりが欲しくて、必死に手を伸ばしているけど、ぽろぽろと砂のように掌から零れ落ちていく、そんな印象の舞台だった。

父は元舞台俳優で、医療費をケチるくらいの吝嗇家。
母は出産の時に藪医者にかかった為麻薬中毒に。
兄は優秀だったが、今はアルコールに溺れる。
そんな家族関係の中で、弟に結核が見付かる。

この弟が作者自身で、晩年自分の家族をモデルに描かれた戯曲。

家族の抱える問題は出口が無く、ただただ辛いだけなのだけど、壊れていく姿が何故だかとても美しかった。

田中圭・満島真之介の兄弟が切ない。

2人の間には本当はもう一人子供がいて、でも死んでしまった。
長男ジェイミー(田中圭)がはしかをうつしたせいだと母は思っている。
麻薬中毒になったのは、弟エドマンド(満島真之介)が産まれた時、藪医者が自分にうったモルヒネのせい。
だから母親は自分の子供が2人とも憎い。愛しているのは死んだ子供だけ。

そんな母の元にいながらも、薬に蝕まれていく母を気遣う息子たち。
2人の兄弟もお互いへの愛情と憎しみに苦しんでいる。

麻実さんの母親が良いのはもちろんだが、兄弟2人がとても素晴らしかった。

自分は田中圭くんが好きなので、ジェイミーにどうしても思い入れして見てしまったのだが、弟を愛しながら「俺に気を許すな」と言う。
その複雑な感情が切なかった。

余談だが2000年に新国立劇場での上演記録を見つけた。

出演は津賀山正種・三田和代・野々村のん・浅野和之・段田安則
(今回の上演はメイド役がカットされている)

浅野和之・段田安則の兄弟は、とても濃そう。
三田和代さんの母親、麻実さんとはまた違った狂気がありそうで、見たかったな。

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