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『東海道四谷怪談』 その1

『東海道四谷怪談』
新国立劇場中劇場 一階16列ほぼ真ん中
原作:鶴屋南北   演出:森新太郎

東京千秋楽前に滑り込みで観劇出来た。

長く歌舞伎で上演された作品は、演出から何から練り上げられており、それを新しい形で上演するというのは、かなりハードルが高い。
だが今回は大健闘と言って良いと思う。
一幕途中で演出の森さんは、相当「東海道四谷怪談」を観ているなと思ったら、演出3度目とか。
満を持しての新国立版上演だったのだと納得。

何といっても伊右衛門役の内野さん、お岩役の秋山さんの主役2人が良い。

内野さんの伊右衛門の造形が面白い。
顔が良くて口が達者。なのでその場凌ぎで何事も熟してしまい、何となく上手くいってしまう。所謂ダメンズか。
その軽薄さを早い段階で見抜いていたのが、お岩の父・四谷左門なのだろう。

秋山さんのお岩は、絶対嵌り役と思ったら、期待以上。圧巻でした。
髪梳きの場など、素晴らしかった。

今回は直助権兵衛のくだりは全てカット。
伊右衛門とお岩の物語に絞っている。
2人の情念の物語としてみれば、纏まっているし、見易いと思う。

ただそれだと佐藤与茂七が最後に伊右衛門の討ち手として登場する意味が、どうしても薄くなる。
忠臣蔵世界の裏物語という側面も、全体的に薄い。

全部上演したらとんでもない時間になるし、今回の森演出版「東海道四谷怪談」では直助権兵衛のくだりは不要だとは思うが、森さんがどんな風に「三角屋敷」を演出するのかをちょっと見てみたい。

直助権兵衛、どなたが演じるのがベストでしょうね。

昔、三代目猿之助さんが演じた直助権兵衛が素晴らしくてね…。
笑也さんのお袖も素敵で、直助と与茂七2人に自分を殺させるという結末が衝撃的で…。

こうして書いていると、鶴屋南北先生は如何に実に上手く物語世界を構成したかがよく判ります。

長くなったので続きます。

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