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『嵐が丘』再観劇 その2

『嵐が丘』続き。

『嵐が丘』、千秋楽も過ぎてしまいましたね。
戸田恵子さんのブログに載った、集合写真が素敵です。

今少しづつ原作を読み進めていますが、よく纏まった脚本だったと改めて思う。
原作の持つ世界観を、上手くあらわしている。

まず戸田さん演じるネリーの語りと音楽が、現在から過去へとあっという間に観客を『嵐が丘』の世界へ誘ってくれる。

前述した通り、音楽や舞台美術といったスタッフさん達の仕事も良いが、役者さんたちが、G2さんの創ろうとしている「嵐が丘」の世界を理解し、きちんと表現している。
スタッフ・キャストと世界感が統一されているのだ。
だから観客が物語の中に入っていきやすいし、より多くのものが伝わってくる。

一度目の観劇より、二度目の観劇で、その事を強く感じた。
(座席は一回目は方が全然舞台に近かったが)

演じている方も、気力・体力が大幅に必要な舞台。
見ている観客の消耗が激しいのも当たり前だ。

キャサリンとヒースクリフ。
最後の場面の2人が、若くて、外を走り回ったり、勉強したりしていた頃の扮装で、カーテンコールもその扮装なのも好き。(時間的にもカテコで着替えるのは難しそうだが)

それがあるからこそ、愛なのか憎しみなのか、2人の泥沼のような関係が更に引き立つ。
羽をばらまくキャサリン、墓まで暴くヒースクリフ。
もう救いなど無い所に陥っていて。

2人の関係ってただ愛情という言葉だけでは説明が出来ない。
精神が近い所に有りすぎて、同化しつつある?同化願望なのか。

この辺りは舞台から受けたものを思い出しつつ、原作を読んでゆっくり考える予定。
何といっても堀北キャサリンと、山本ヒースクリフが、素晴らしかったので、その面影に浸りたい。

悪意や狂気は伝染するのだなと思わせてくれるのが、ソニンさん演じるイザベラ。
普通のお嬢さんが、ヒースクリフに惹かれた事で、どんどん追い詰められていく姿は、哀しくもあり怖くもあった。

それにしても、壊れているヒンドリーの息子であり、ヒースクリフとずっと一緒だったヘアトンは、よくあの悪意と狂気から脱出出来たと思う。
ヘアトン役の矢崎さん、ここの所出演舞台を続けて見ているが、真っ直ぐな役のイメージが強くて、屈折したヘアトンは新しい面を見せて貰いました。

2回にわけた割には、書きたいことが多くて、どうにも纏まらない感想になっている。
あの激しい舞台が無事に千秋楽を迎えた事は、役者さんの安全面・健康面を思うと、ホッともするが、舞台に惹かれた観客としては、大変大変寂しい。

2階から見たら、舞台機構をふんだんに使っているので、役者さんの背後でセリが上がったり、下がったりする。かなり危険。
あれだけ舞台機構をふんだんに使った舞台って、三代目猿之助さんの演出舞台くらいしか思い出せない。

非常に多くのカメラが入って撮影していたので、ぜひあの素晴らしい舞台を映像に残して欲しい。
出演者のスケジュールを合わせるのが大変そうなので、すぐの再演は難しいでしょう…。
再演しても全く同じ出演者という訳にはいかないだろうし。寂しいですが。

今回のスタッフ、キャストによる『嵐が丘』を見ることが出来て、演劇ファンとしてはとてもとても幸せでした。

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