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『ミス・サイゴン』 8/5マチネ

『ミス・サイゴン』
帝国劇場 1階後方から

エンジニア:筧利夫
キム:昆夏美
クリス:原田優一
ジョン:岡幸二郎
エレン:木村花代
トゥイ:神田恭平
ジジ:池谷裕子

プレビュー公演が消化不良だった所に、急遽の筧エンジニア登板で、チケット追加して見に行きました。
上手い具合に前回の観劇と全員違うキャストに。

ああ、もう素晴らしかったですよ。
打ちのめされて、終演後暫く立ち上がれなかったですよ。

あの消化不良のプレビューは何だったのだろう…。
新キャストが多かったからか、公演回数の差なのか。

初のキム・崑さん。
まずビジュアルがキムに合っている。アジアの田舎から出て来た小さな少女。
知念さん、笹本さんとスタイルの良いすらりとした方だから、一人はタイプの違うキムが見たい。

崑さんは歌い込んで、練習して来たのだなという印象。
とにかく必死で一生懸命。
もちろんまだまだ荒い部分もあるけれど、若さと必死さはキムという役柄にはプラスに働くと思う。
ぜひ今後もキムを演じて欲しい。

原田クリスを見るのは多分2008年以来。2012年は育三郎くんしか見てない。
当たり前だけど、昔より断然芝居も歌も良くなっている。
他のキムとの組み合わせを見てないが、ビジュアル的には崑さんが合うのかな。

2幕のエレンとのホテルの場面、自分勝手すぎる言い訳に腹立ちつつも、これも仕方無い結論なのか。

はじめて『ミス・サイゴン』を見た時は、クリスの行動に怒り狂ったものだが、今はそれ程嫌悪感が無い。
戦争も嫌、国に戻っても居場所が無い。キムを救うことでしか、自分の立ち位置が見いだせなかったのだろう。
犠牲になったキムには良い迷惑なんだが。

久振りの神田くんのトゥイ。歌が安定しているのと、2幕の亡霊が凄味があって好き。
崑さんとも幼馴染みにちゃんと見える、ビジュアルも大きい。
1幕で乱入している場面で、ああ、キムがクリスと出会う前にキムと再会していたら、また違った未来があったのかもと思う。
(この思いは泉見トゥイの時も強く感じる)

そして何といっても筧さんのエンジニア。

旧演出→新演出になって、筧さんのエンジニアが馴染むのか不安でしたが、そんなの全くの杞憂。
素晴らしかったです。(多少ぎくしゃくしていた場面もありましたが)
何故カーテンコールで最後に登場するのがエンジニアなのか、よく判る存在感。
記事によるとトリプルキャストの打診があったそうだが、最初からキャスティングしてくれよ~。

狡くて、小賢しくて、でも心の奥に闇のようなものもあって。
圧巻だったのは「アメリカン・ドリーム」。冒頭の自分の生まれを語る場面が、胸に迫って来る。
過去観たエンジニアの「アメリカン・ドリーム」。純粋に歌だけに絞れば、筧さんはもちろんいまひとつ。
だけどそんなのは些細な事で、理屈抜きで筧さんの「アメリカン・ドリーム」には強く強く惹きつけられた。

今回2012年に続いて新演出という事だが、何かもうそこはどうでもよくなってしまった。
次いつ見ようか、検討中。

大変な状況中、これだけのものを創り上げた筧さん及びキャスト・スタッフに拍手を贈りたいです。

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