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音楽劇「ヴォイツェク」 赤坂ACTシアター

音楽劇「ヴォイツェク」 赤坂ACTシアター

原作 ゲオルク・ビューヒナー
脚本 赤堀雅秋
演出 白井晃
音楽 三宅純
出演 山本耕史/マイコ/石黒英雄 良知真次/池下重大 青山草太
    日比大介 駒木根隆介 加藤貴彦/半海一晃 春海四方/真行寺君枝/今村ねずみ 団時朗

白井晃さんが、山本耕史くんの主演でと、あたためていた企画だそう。
猥雑で綺麗で哀しい、不思議な世界観の舞台でした。
まるで見世物小屋の中にいるような。演出も音楽も素敵です。

見合わった後、切なくなってしまった。
公演期間が短くてもったいない…。

それにしても山本耕史くんは凄い俳優さんだ。
今年は「ロックオペラ モーツァルト」「おのれナポレオン」、この「ヴォイツェク」と一年で三本の舞台、芝居の傾向も違う
し役柄も違うが、どれも充実した作品だった。
山本くんの熱心なファンは、お財布が堪らないだろう。

「ヴォイツェク」では貧しい中、細やかな幸せを求めるも、次第に追い詰められてく。
この追い詰められる過程の芝居が、実に上手い。
今回はあえて姿勢を猫背気味にしているようだが、後半ますます背が丸まっていく。

少しづつヴォイツェクの精神がずれていく。
壊れるというより、私はずれていくように思えた。

妻の為、子供の為と、医師の変な実験材料にまでなり、お金を得ようとするが、それも彼の精神を破壊するのに手を貸すだけである。
彼を利用し、追い詰める周囲の人間も、見ていて苛立つのだが、ヴォイツェクの見ている世界だからなのか、ふわふわと現実感が無くなってくる。

白井さんの演出、凄い。この独特の世界観をあらわしている音楽も素敵。
今村ねずみさんの口上役が、非現実さを上手くあらわしていた。

ラスト。
閉塞された世界の象徴のような壁のセットが無くなり、舞台背景には広大な水と月が広がる。
その中で流される赤い血。残酷な場面なのだけど、めちゃめちゃ綺麗で哀しくて、鳥肌がだった。

凄く美しい舞台だったので、映像化されると嬉しいのですが、どうなのでしょうね。

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