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『エドワード二世』 2回目

新国立劇場の『エドワード二世』、面白かったので2回目の観劇。

1回目はどうしても筋や人間関係を追う方に気をとられた、今回は各役者さんの芝居や谷田さんの格好良さを堪能。
前回よりテンポ、台詞等、より良くなっている。モーティマーの悪人っぷりも、増している。

あれだけ沢山の登場人物が出てくるにも関わらず、実に判りやすい創り。私のようなイギリスの歴史に疎い人間にも親切。
演出家の手腕だろうか。以上はほぼスーツだが、意図的なのか微妙に色分けされている。
王族は白シャツに寒色系のスーツ。貴族たちはモノトーンで、ネクタイやチーフが赤などの暖色系。
王族のスーツが安っぽく見えるのも意図的?
紫のネクタイは、両方につく事の暗示か?考えすぎなのだろうか。
その中で殺し屋が真っ赤なスーツなのも印象に残る。

それにしてもよくぞあそこまで下種な人間を揃えたなというくらい、登場人物が下種で利己的で策略家である。
報いは大抵自分に跳ね返ってくるのだが。

その中でもエドワード二世は、思慮が足りない人間であるが、柄本佑さんの持ち味なのか、何処か憎めない。
実際こんな人が王様だったら、周囲はたまったものでないだろうが。
物語冒頭で言っていたように、政治に関わらず何処かでのんびり愛する男と隠居生活をしていたら、案外幸せだったかも。

今回劇団AUNから谷田歩さんと長谷川志さんが出演しているが、あのベテラン出演陣の中では二人とも若い方だが、さすがに普段シェイクスピア劇で鍛えているだけあり上手い。
AUNの次回公演、いつ行われるのか。待ち遠しい。

初のマーロー戯曲、とても面白かった。また新国立劇場さんには、マーローのほかの戯曲も上演して欲しい。ぜひお願いします。

『エドワード二世』 1回目

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