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『盲導犬』

盲導犬-澁澤龍彦「犬狼都市」より-

作:唐十郎 演出:蜷川幸雄
出演:古田新太 宮沢りえ 小出恵介 大林素子 木場勝己 ほか
渋谷シアターコクーン

観劇後、コクーンから太田記念美術館までこの暑さの中歩いたら、疲れてしまい感想が遅くなってしまった。
そんなダメダメな自分に比べて、蜷川さんは本当にアグレッシブでお元気だ。

コクーンは土曜日という事もあり立ち見も出る盛況。

唐十郎といえば花園神社でテント芝居。
私も赤テントはギリギリ解散直前に、花園神社で学校の制服のまま見た事があるが、もうテント芝居は腰も気温も辛いな~。

コクーンの綺麗な劇場空間を、極力アングラとり世界感とを埋めようとしていた舞台装置。
本物の犬を舞台上に登場させる事が話題となっていたが、奇をてらうというよりは、獣の存在で、劇場の空気を屋外に近くしようとしたのかな、と感じた。

盲導犬は服従の生き物。
社会からはみ出した人間が探す、不服従の盲導犬ファキイル。

服従を当たり前とした立場の人間たちと、不服従を貫こうといる人間。
結局服従を良しとしない、破里夫とフーテン少年は嬲り殺されてしまう…。
戯曲が描かれた当時の時代背景を思い浮かべる。
今のような何処か鬱屈した時代だからこそこの芝居なのかな、とも思ったり。

何といっても銀杏役の宮沢りえさんが素晴らしかった。
それと女警官役の大林素子さんの存在。
どういった女優さんをイメージした役柄かは判らないが、一般の女性より遥かに背の高い大林さんが演じるのが、失礼な物言いかもしれないが見世物小屋的で良かった。

コインロッカーの装置で狭められた舞台空間が、ラストシーンで解き放たるのが素晴らしく効果的で美しかった。
僅かな記憶しか残っていない、状況劇場の芝居も、テントが開くラストシーンが美しかったなぁ…。

最近は蜷川幸雄=シェイクスピアのイメージが強いが、私は日本の、しかも猥雑な戯曲を演出している芝居の方が好きかもしれない。

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