こまつ座『うかうか三十、ちょろちょろ四十』
こまつ座『うかうか三十、ちょろちょろ四十』
作:井上ひさし
演出:鵜山仁
紀伊國屋サザンシアター
初期の井上作品。割引チケッをゲットして行ってきました。
東北弁で展開される物語であるが、その実、皮肉な物語でもある。
桜が美しく咲くあばら屋は、時がたちその姿を留めなくなる。
住んでいた初々しい少女は、大人になり結婚し子を産む。
やがてその子は、亡き母親によく似た容貌を持つ娘となる。
物語の終わり、もうあばら屋も、少女もいない。
殿様の足が悪いというのは、何かの象徴なのだろうか。
短いながらも色々と深読みしたくなる物語だ。
その上演時間だが、1時間20分という短さ。
長らく上演されなかった戯曲らしいが、この短さが原因なのだろうか。
短いのは構わないが、正規のチケット代は6,500円。
上演時間を考えると、随分強気の値段設定だと思う。
芝居そのものは悪くないのだが、何処かスッキリしなかった。
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