ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ
SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ』
東急シアターオーブ
作:中島かずき 演出:いのうえひでのり 作詞:森雪之丞
出演:古田新太 三浦春馬 蒼井 優
浦井健治 高橋由美子
橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと
村井國夫 麿 赤兒 他
12月末に観劇済。改めて感想。
相変わらず無駄に長いが、安定して面白い芝居を作ってくれます。
客演の三浦春馬くんの出番が非常に多くて、もっと古田さんやじゅんさんの活躍を見たかったが、「鋼鉄番長」のようになっても困りますし。
年齢を考えると、この辺りが落としどころかと思いますが、難しいですね。
(以下ネタバレ有り)
前述しましたが、今回の脚本は隆 慶一郎オマージュな内容で結構好きです。
まぁ髑髏城っぽいと言われたらそれまでなのですが。
じゅんさん演じる前田慶次郎の馬の名前は、ちゃんと「松風」でした。2回目で確認。
三浦春馬くんは若いのに、達者な役者さんで驚きました。
身長もあるし、和装が似合うのが嬉しい。
名前がダブルミーニングになっていたとは…。
秀吉の時代の話なのに、明智=名探偵、小林小女・少女探偵団と出てくるのが、素晴らしい目晦ましになってます。
衣装にちゃんと桔梗の紋を付けているというのに!
三浦春馬くん、大健闘でしたが、やはり新感線ファンとしては、もっと古田さん見たい…。
一幕は長さの割にはスピーディーに進むのですが、二幕はちょっとダレる。
お銀が心九郎の為に必死になる辺りが、冗長なのが残念。
それと岡崎司さんの音楽好きなので、余り言いたくないのですが、さすがに音楽がネタ切れしてる気が。
97年の髑髏城のCDを聞いたり、久しぶりに「SHIROH」をゲキシネで見たりしたもので、余計にそう思うのかも。
曲数の多さは、演出のいのうえさんの注文と思いますが、2/3に減らしても十分では。
いのうえさん、本格的にミュージカルを創りたいのかな。
それはそれで歓迎。
「薔薇とサムライ」とも、上手く繋げてました。
シャルルやマローネが出ると聞いて、どう関連が?と思ってましたが、全くの杞憂でした。
逆に「薔薇とサムライ」が見たくなった。
マローネ様のドレスと髪型、実に高田さんに似合ってる。
シャルルはもう出てくるだけで楽しいですね。
マント取った方の登場シーンで、古田さん、じゅんさん並みの喝采が来るとは。大人気です。
個人的には出て来た時のマント姿が可愛くてツボです。
仕草がとにかく可愛い。萌え袖で踊ってるし。
シャルル見てるだけで、幸せな気分になれます。
一回目の観劇が前方サイド席でスピーカー近く。音がかなり厳しかった…。
新しい劇場であるシアターオーブ、頑張って欲しいのだが、もう少し音響を改善出来ないものか。
せっかく良い演目が多いのに、本当にもったいないです。
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