ゲキシネ『薔薇とサムライ』
『ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ』観劇後、『薔薇とサムライ』が見たくなった。
こんな時にはゲキシネ。良いタイミングで渋谷で上映中。
平日で終演遅いし迷いましたが、行ってきました。
気合入れて仕事を早々に終えたら、30分以上前に渋谷着。
映画館の近くに一蘭があったので、ラーメン食べてお腹を満たして、テンションMAX!
(頑張り過ぎて翌日は疲れでふらふら。情けない…)
『薔薇とサムライ』、2回のみの観劇で時間もたっており、細かい所を忘れていたが、改めて見ると実に面白い。
筋は特に捻りも無いのですが、天海さんはじめ役者さんがみなさん個性的で、演出が派手で格好良い。
歌えるキャラクター祭りに徹しているのが、当たってる。
センターの古田さんと天海さんが圧倒的。
元々新感線にそれ程綿密な脚本を求めてないし。
役者さんが格好良くて、見せ場がタップリあって、音楽と演出で魅せる。
『薔薇とサムライ』はまさにそんな感じ。
比較すると『五右衛門 ロックⅢ』の不満点がよく判りました。
脚本は二幕がダレて、いちひとつ盛り上がりに欠けるが、筋としてはそんなに悪くないと思う。
三浦春馬くんはとてもとても頑張っているのだが、いかんせんまだ若いし経験も不足している。
彼に背負わせすぎでしょう。
明智役はそれこそ天海さんと匹敵するくらいの、キャリアと存在感がある役者さんだったら、全体の印象も大きく変わったと思う。
とはいえ春馬くん個人に対する印象は、今回で大変上がったので、また舞台でぜひぜひ見たいです。
『薔薇とサムライ』の場合、キャスト見れば「歌中心」になるのは事前に判るし、ミュージカル系の役者さんが多いから、歌で魅せられるので全然飽きなかった。
『五右衛門 ロックⅢ』はあれだけ歌が多いなら、『薔薇とサムライ』くらい歌える役者さんを揃えないと。
不満も書きましたが、『五右衛門 ロックⅢ』は好きなのです。済みません…。
『薔薇とサムライ』、実際の舞台を見た時も思いましたが、スピード感あって素晴らしい。
特に二幕の海戦の演出が、無茶苦茶格好良い。
単純な船のセットが、舞台上を動いているだけなんですけどね。
背景の映像と音楽、役者さん配置や見得、全て美しくて、昂揚感がある。
女装のじゅんさんも可愛いし、古田さんとじゅんさんも戦いまくりだし、本当に満足感が大きい。
映像になって一番ツボだったのは、実は藤木さん。金ラメのアイシャドウに視線が釘付けでした。
またゲキシネ希望!
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