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『祈りと怪物』KERAヴァージョン

『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』KERAヴァージョン
Bunkamuraシアターコクーン

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演/生瀬勝久 小出恵介 丸山智己
安倍なつみ 大倉孝二 緒川たまき 大鷹明良
マギー 近藤公園 夏帆 三上市朗
久保酎吉 峯村リエ 犬山イヌコ 山西惇
池田成志 久世星佳 木野花 西岡徳馬 ほか

北回帰線と南回帰線の狭間にある架空の町に、祖母と二人で暮らす内気な青年。町を牛耳っているのは強欲で好色な町の権力者。彼の三人の娘は、それぞれに複雑な事情を抱え、やがて町を揺さぶる大事件に発展する―。 町の権力者の後妻と百歳を越える母親、子供を亡くした使用人夫婦、テロを企てる市民たち、怪しげな教会の司祭、謎の錬金術師と白痴の助手、そしてよその町からやってきた放浪の若者。幾多の登場人物が壮絶に絡み合う一大クロニクル。(公式HPより)

ケラリーノ・サンドロヴィッチの脚本を、ケラ演出と蜷川演出で2バージョン公演するということで話題になった芝居。
このような企画で覚えているのは「パンドラの鐘」。
1999年に野田さん、蜷川さん、両バージョンが、世田谷パブリックシアターとシアターコクーンでそれぞれ上演。懐かしい…。

当時とは演劇を取り巻く環境も随分変わったようだ。
上記公演はチケット入手が大変だった記憶がある。チケットを取るのが大変な、人気の公演が沢山あった。
思えば良い時代だった。今とは違ってね…。

今回の『祈りと怪物』は、上演時間の長さがネックなのか、平日はやや空席が目立つ。
上演時間が長いのは、退屈だった訳では無いので構わないのだが、2回の休憩が10分づづというのは辛かった。
しかも一回目の休憩までが長くて、仕事帰りに劇場に飛び込む客には覚悟が必要です。

ダークファンタジーとのことだが、閉鎖された社会の中での、狂った人たちの物語は、見ていて非常に面白い。
この閉鎖された社会をあらわす、舞台美術が素敵。美術は私が今年見た芝居の中でも、かなり上位。
街の絶対的な君主とその娘たち。娘たちの恋の行方はいずれも悲惨な結末なのだが、本人たちはケロっとしたもの。

その中に入り込んだ少年トビーアス。実は祖母と歪んだ関係の中にいるのだけど。
比較的真っ当な感覚だった彼が、どうしてドン・ガラス側となっていったのかが、見え辛いのは残念。

丸山さん演じるヤンは格好良かった。でも意外にあっさり退場してしまった。

ドン・ガラス一家の鬼畜な支配者っぷりが突き抜けていたので、あのまま悪が栄えるラストになるかと思ってた。
結局怪物に立ち向かった、祈りは勝ったのだろうか。
生瀬さんはやはり上手い。
まだ本多劇場辺りに出ていた頃に偶然見て、何て上手い役者さんだろうと思ったら、あっという間に映像でも売れて驚いた。

登場人物は長さと比例してとても多いのだが、それぞれの物語がみな面白い。
もっと個々のストーリーを見たいくらいだ。
錬金術師と白痴の助手の話など、もう少し見たかった。

登場人物が多すぎるので、印象が散漫になりそうだが、演じている役者さんが個性的で上手いので、どの役もちゃんとキャラクターが立っている。
最も知らない役者さんばかりで上演されたら、ちょっと見続けるのがキツかったかも。

KERAさんヴァージョンの世界観が、意外にも私には合っていたので楽しめたが、来月の蜷川さん演出版はどうなるか。
KERAさん版よりエグくなったら、ちょっと見るの辛いかも。
蜷川さん版の配役予想も楽しめそうです。
捻りの無い所で、勝村政信さんのドン・ガラスかな?

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