のぼうの城@試写会
試写会が当たったので、行ってきました。
ちゃんとした映画館では無い場所での上映は、試写会とはいえマイナスの方が大きいと思う。
音響が悪くて、台詞がなかなか聞き取れない。
豊臣側は市村さん以外はほぼ全滅。成田家側は比較的大丈夫。
舞台の役者さん、時代劇経験の多い役者さんと、こういう所で差が出ますね。
ぐっさんが実に良い声というのに気付いたのが収穫。
公開前なので簡単に。ネタバレ有りです。
映画そのものは、なかなか面白かったです。ちょっと長いけど。
特に「田楽踊り」の部分が、単調で長い。
萬斎さんならではなので、もったいない。
成田家側がみな個性的で良かった。
圧巻はやはり佐藤浩市さんなのだけど、ぐっさんも成宮くんもとても良かった。
特に成宮くんは、私は「相棒」のカイトくんよりこの役の方が、チャーミングで全然好き。
田を植えたり、農村の風景が凄く綺麗で印象的。
その中で農民と一緒になって笑ってるのぼう様達が、とても幸せそうで。
最後まで農民の事を一番に考えた素敵なお殿様。
この映画って、大地やそれに根を張って生きる人の物語なのかな、と思ったり。
エンディングで映画の舞台となっている土地の、現在の風景が映されるのも粋でした。
水攻めの場面で公開が遅れたそうだが、確かに濁流に建物が押し潰される場面は、理屈では無く見るのが辛い。東京在住の自分でもあの映像は、ちょっと複雑な心境になりました。
ただその上で、上記した通り、力強く大地に生きる事を感じさせてくれます。
あ、温泉の市村さんの××な後姿は、吹き替え?本人?
山田孝之さんは本人でしたね。
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