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劇団AUN公演『ヴェニスの商人』

劇団AUN公演『ヴェニスの商人』
恵比寿エコー劇場、4月12日(火)ソワレ

作・シェイクスピア 訳・小田島雄志
演出・吉田鋼太郎
出演 
シャイロック:吉田鋼太郎    
アントーニオ:中井出健     
バッサーニオ:谷田歩
グラシアーノー:横田栄司 ほか

千秋楽前にギリギリの観劇。
非常に面白かった!もっと早く見ておけば、リピート出来たのにと後悔。

それにしてもこの戯曲を、どういう意図でシェイクスピアは描いたのか。
ユダヤ教徒は差別され、罰を受け、改宗されるべきと、観客に思わせたいのか、全く逆なのか。
色々な見方が出来て面白い。

今回のAUN版ではキリスト教徒の人物の衣装は白っぽい色、ユダヤ教徒は黒で統一している事により、対立構造を明確している。

だがそれよりも今回興味深かったのは、アントーニオとバッサーニオ、バッサーニオとポーシャの三角関係だ。
冒頭にアントーニオとバッサーニオのキスシーンを入れ、更にアントーニオが浮気心の唄を歌うことによって、2人の関係が明確になっている。

結果はポーシャ、完全勝利。女は強い。

バッサーニオは複数の人間に愛を注ぐことに対して、罪悪感をまるで感じない人間に見える。恋に無邪気。
そしてこの舞台のポーシャは、段々と夫のその性質に気が付いている。
アントーニオから完全に夫を奪い、さらに彼を自分の機智で救うことによって、釘を刺しているようにも思える。(深読みしすぎ?)

それだけにラストの、1人残されるアントーニオの姿は印象的だった。

更に白い衣装に変わったシャイロックがその場に現れる。
改宗させられた彼は、精神的に死を宣告させられたと同じだ。
自分を守ったアントーニオだが、恋愛については、死んだも同然。

この2人の姿で終わる今回の演出は、非色々考えさせられた。

ポーシャが非常に良かった。若くて才気に溢れていて。

そして中井出さん、谷田さん、横田さんがさすがの存在感。
もちろん吉田鋼太郎さんも。

ぜひ再演して欲しい芝居です。

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