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文学座公演「美しきものの伝説」

文学座公演「美しきものの伝説」
紀伊国屋サザンシアター

作:宮本研
演出:西川信廣

以前から見たいと思っていた「美しきものの伝説」。
昨年蜷川さん版を、当日券で見ようと企みつつ、挫折してしまったので、今回はちゃんとチケット確保しておきました。

昨年観劇した流山児★事務所のミュージカル「愛と嘘っぱち」は大逆事件を扱っていたので、時代的には違和感なく舞台に入り込めた。
(この舞台はいまひとつ話に入り込めず、感想は書かずに終わってしまったが。)

凄く正統的に作られたお芝居。
人物関係が頭に入っていれば、より楽しめる。(今回休憩中はパンフを熟読)

「自由劇場」「芸術座」が闘わす芸術論と「売文社」「青鞜社」の政治論が混在する。
どの登場人物も、時代の中を精一杯生きていく。

クロポトキンと野枝は魅力的。
だが何といっても、野枝に捨てられた元夫の、幽然坊が強烈だった。
子供とその親。時代も自由恋愛ももちろん関係無い。
そういった平穏な日常は、時代を生きる彼らとは共存しないのだ。

宮本研さんの戯曲にただ圧倒。
本の持つ、無限のパワーを感じられた。
ただ肝心の舞台に、もう少し「懸命に生きた」パワーが強く感じられたらとも思った。

劇中劇がかなりデフォルメされた印象なのだが、あれはどういう意図なのだろう。

先日の『眠狂四郎無頼控』で、女優陣の着物姿が目を覆いたくなる程の酷さだったので、美しい着物姿に癒された。
大正時代の半襟を広く見せる着方が素敵です。

ネットで過去の上演記録を見ていたら、魅力的なキャストでの上演が色々…
SIS Company版、段田安則さんのクロポトキ&キムラ緑子さんの野枝は、ぜひ見てみたかった。                  

<あらすじ>

物語は大正元年、伊藤野枝が社会主義活動家・堺俊彦の売文社を訪ね、大杉栄や平塚らいてうに出会う場面から始まる。〈売文社〉〈芸術座〉をめぐって、人々がいかに生き、ハイカラでモダン、モボ・モガが闊歩する美しき時代"ベル・エポック"と呼ばれた大正期は、実は明治史に一大汚点を残したと言われる明治43年の"大逆事件"以来、大いなる挫折のあとの「冬の時代」であった。しかし、そのような弾圧の中でなおすべてに対して挑戦的に、ひたむきに生き抜いた人々がいた。売文社を中心とする堺俊彦、その売文社にあきたらず新たに近代思想社をつくった大杉栄、荒畑寒村、また芸術座を中心に活躍する島村抱月、松井須磨子、沢田正二郎、青鞜社を中心とする平塚らいてう、神近市子、伊藤野枝等がモデルとなっている登場人物たち。花を咲かそうとして死んでいったのか・・・・・。史実と虚構が入り交じった人物たちの物語が楽しくも哀しく展開していく・・・・・。(文学座HPより)

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