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3分間の女の一生

燐光群『3分間の女の一生』
座・高円寺1
作・演出 坂手洋二 

「3分間」は、日本の高度経済成長を象徴する単位です。
公衆電話の市内通話時間、3分間スピーチ、インスタントラーメンの茹で時間、レトルトカレーの過熱時間、ボクシングのワンラウンド、「

ウルトラマン」の地球滞在時間……。
女性の人生を描いた過去の諸作品に学びつつ、現代の新しい「女のドラマ」を描き出そうとする本企画。
「性」という概念を問い直し、少子化・晩婚化・高齢化といった現在の社会状況も反映させつつ、日本の歴史・社会を見つめ直します。
(座・高円寺HPより)

燐光群2回目。
前回が真冬のスズナリで、寒さで気が遠くなりそうで、芝居どころでは無かったので、今回は「座・高円寺」という好きな劇場でリベンジ。
でも余りリベンジにならなかったような…。

「3分間」の絶対能力を持つヒロイン。
『3分間シリーズ』を多数著し、カリスマに祭り上げられる。

短いのシーンの連続なのだが、その中にオウム真理教のようなカルト集団、虐待、不妊治療、代理母、性同一性障害と、様々な問題が組み込まれている。
だが組み込まれすぎて、どれもが印象が薄くなっている。
軽くても、ずっしりと響くといった芝居を期待したのだが…。

女性だけの3分間研究所が、カルト集団化していく展開は、簡単に読めてしまった。
不妊治療の問題も浅い。自分は出産経験は無いけれど、婦人科検診行ったばかりだから、ああ所詮絵空事感が強かったのかもしれないが。

そうそう、以前読んだ男性作家のとある小説で、女性が不妊治療を受けていた話を、主人公にさらっと話す描写を思い出した。
そんなに生々しい文章では無いのに、彼女の傷がリアルに伝わってきた。
そういう表現の仕方の方が、私は好きかな。

性同一性障害のくだりにしても、変に生々しさだけはあるのだよな…。
その割には痛みも狂気も感じられないというか。

ヒロインは竹下景子さん。こちらは凄く良かった。
ドロドロしたものが無いのが良い。

盟友の自爆を切っ掛けに、「3分間」の絶対能力を失うというのは面白かったのだけど。

2回目の燐光群、どうにもスッキリしない観劇となった。

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