旧ブログ

  • 酒と芝居と旅の日々(旧ブログ)

    http://karintheater.seesaa.net/

    旅行関係の記事と2005年7月~2006年12月までの旧記事はこちら

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

« 劇団☆新感線『鋼鉄番長』 | トップページ | ホントに10月? »

ヘッダ・ガーブレル

『ヘッダ・ガーブレル』
作:ヘンリック・イプセン
翻訳:アンネ・ランデ・ペータス/長島 確(イプセン批評版による新訳)
演出:宮田慶子

ヘッダ・テスマン:大地真央
ヨルゲン・テスマン:益岡 徹
エルヴステッド夫人:七瀬なつみ
エイレント・レーヴボルグ:山口馬木也
ベルテ:青山眉子
ブラック判事:羽場裕一
ユリアーネ・テスマン:田島令子

また観劇から間があいてしまった。

日本の演劇がどのように西洋の演劇と出会い深化してきか。」をテーマに掲げた「JAPAN MEETS…」シリーズの第一弾とのこと。
以前別プロダクションで見て、戯曲の面白さに惹かれたのと、大地真央さんがどのようなヘッダを演じるか、興味があったのが観劇の理由。

劇場に入るとまず舞台美術に目がいく。
中央に大きな肖像画。絵画の額縁が何層にも重なっていく舞台。
部屋には新婚の夫婦を祝福するように、花があちこちに飾られている。

それだけでひとつの絵画のようだが、その中央にいるのが、真央さん演じるヘッダ。
感心したのは、ドレスの着こなし、所作の美しさ。
とにかく無条件に美しいのだ。女王のような存在のヘッダに、実に説得力がある。

そんな彼女が夫に選んだのは、平凡な研究者。
美貌と才気溢れる彼女は、日常に飽き飽きしている。

夫・テスマン、才能と狂気が共存しているレーヴボルグ、腹黒いブラック判事。
ヘッダを取り巻く男達がみな上手くて、バランスが良い。

ヘッダが見下していたエルヴステッド夫人が、結局ヘッダの居場所を奪っていく。
「人形の家」のノラのように、ヘッダは自立出来ない。
ささやかな悪意で、男を支配下に置きこうとして、失敗していく。

以前みたメジャーリーグ版と比べて、何故かエルヴステッド夫人がとても嫌な女に受け取れた。
弱者の振りをして、したたかな女。
なまじ美人で頭の良い女性は、逆に損をするというか。

それとメジャーリーグの小沢真珠版は、楽しみながら他人を手玉に取っているようだった。
破滅型というか。

演出・出演者が変わっても、非常に面白い芝居である。

« 劇団☆新感線『鋼鉄番長』 | トップページ | ホントに10月? »

芝居・一般」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/193925/37254471

この記事へのトラックバック一覧です: ヘッダ・ガーブレル:

« 劇団☆新感線『鋼鉄番長』 | トップページ | ホントに10月? »