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じゃじゃ馬馴らし

『じゃじゃ馬馴らし』彩の国さいたま芸術劇場

作/W・シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/蜷川幸雄 
出演/市川亀治郎(キャタリーナ)、筧利夫(ペトルーチオ)、山本裕典(ルーセンショー)、月川悠貴(ビアンカ)、横田栄司(ホーテンショー)ほか

感想が滞っていました。
一階R列より。座席表を見て頂ければお判りの通り、前が通路で見やすいし役者も通る。
しかも座席がゆったりで、前方に足を伸ばし放題。絶好の席です。

そして前には補助席。平日マチネというのに、大盛況です。

この舞台については、亀ちゃんのキャタリーナ、筧さんのペトルーチオというキャスティングを聞いた時に、「絶対に当たる」と思ったが、予想以上のハマり役だった。

なかなか感想が纏まらなかったのは、面白かった以上に、この戯曲は何を表したかったのかと、考え込んでしまったのだ。
単純に見てしまえば、女性蔑視の不快な物語。
でも今回の蜷川演出版から受ける印象は全然違った。

まずキャタリーナが凄く魅力的で進んだ女性。進みすぎて、誰も彼女の魅力が判らない。
そして愛情に飢えているという点だ。

素直で可愛いと思っていた妹が、実は計算高いしたたかな女性に思える。
その妹は父親の愛情を一身に受けている。
父が姉に対する態度は余りに酷い。あれではキャタリーナは捻くれるのも当然。

ペトルーチオは、どんどんキャタリーナに惹かれていったのだろう。
調教というより、彼女の武装した心の鎧を解いていったように見えた。

こう感じたのも、キャタリーナとペトルーチオのやり取りが、理屈抜きに絶妙で面白いのだ。
息の合った良い夫婦になりそう…。

一方円満に見えるルーセンショーとビアンカの方に暗雲が立ち込めそうだ。

この戯曲はオールメールがよく似合います。

それにしても亀治郎さんのキャタリーナは素晴らしく魅力的だった。
今後この戯曲が上演される時、キャタリーナを演じる役者さんは大変だろうなと、余計な心配をしてしまうくらい素晴らしかった。
他の役者さんもみな良かったが、田島優成くんの好演が印象的でした。

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コメント

花梨さん、ご無沙汰していますm(_ _)m
私もこの舞台を反芻しまくって、ようやく感想アップしました!
キャタリーナとビアンカの姉妹は「アリス・イン・ワンダーランド」の赤と白の女王の姉妹のイメージが重なって、いろいろと考えて楽しんでしまいました。
男尊女卑のようなストーリーでいながら、シェイクスピアの脚本は、実に人間や社会というものを表も裏もある多面的なものとして描いているからこそ、どうにでも解釈して舞台にできるタフさがあります。
従順な妻のふりをして実は夫を操縦しているという解釈もできるし、今回の演出もそういう方法で、最後のキャタリーナの貞淑な妻の演説は亀治郎の見事な剣舞つきの立女形芸として見せ、この二人のタッグの真骨頂の場面となっていて惚れ惚れしました。
これで亀ちゃんの主役がある浅草歌舞伎観劇決定です。三島由紀夫は嫌いなのですが、蜷川さんの舞台観たさに逡巡の末にやっぱりチケットとりを決意してしまいました(^^ゞ

ぴかちゅうさん、こんばんは。
こちらこそご無沙汰しています。

以前見た「じゃじゃ馬馴らし」では、ビアンカは普通に優しくて可愛い妹だったので、
今回の蜷川さん演出版の姉妹の関係は、とても興味深かったです。
演出の力&亀ちゃんの力の相乗効果か、キャタリーナがとても魅力的で。

色々な解釈ができる、とても面白い芝居でした。

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