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ロックンロール

『ロックンロール』
世田谷パブリックシアター 2010年8月7日(土)18:00 2階席より

作:トム・ストッパード
演出;栗山民也
出演:市村正親、秋山菜津子、武田真治
   前田亜季、上山竜司、西川浩幸
   月船さらら、森尾 舞、壇 臣幸
   山内圭哉、黒谷友香、熊坂理恵

チェコスロヴァキア激動の時代を生き抜いた、ケンブリッジ大学教授マックスとロックを愛するプラハ出身の青年ヤンとの、20年を超える、奇妙な友情と愛情をめぐる物語。

久し振りに一幕で帰ろうかと思った芝居でした。
二幕でちょっと面白くなったから、最後まで見て良かったけれど。
(それもひとえに秋山さんの力量のお陰)

以下、今年最大の辛口ですので、この芝居が良かったと思った方は読まないで下さい。

日本人にとって馴染みの無い国や時代を扱った芝居は、多々ある。
だけど興味を持てば、芝居の世界に喰らいつこうと思うし、自分の知識不足を帰宅してから調べて補う努力もする。
この芝居に関しては、とにかく観客が置いてけぼりになっている。演出が独りよがりのなのか?一幕は終始もやもやしたままだった。

トム・ストッパードなら、最近上演された『コースト・オブ・ユートピア』がある。
私にとっては、プラハより遥かに馴染みの無いロシアでしたが、見ていて舞台から発せられるメッセージに、喰らいつこうという気になった。
多分『コースト・オブ・ユートピア』に比べたら、『ロックンロール』は難解では無いと思う。

でもあのただ場面の継ぎ接ぎのような一幕は何?
一応プラハも行ったことがある、プラハの春に関する本も1、2冊だが読んだこともある、ベルリンの壁崩壊だってリアルでニュースで見ていた世代だ。でも完全に舞台からおいてけぼり。
演出が観客に理解をして貰おうという姿勢を、まるで感じられなかった。

蜷川さんの偉大さ、そして前日に見た野田さんの演出の良さを改めて思い知る。

東欧の歴史に大変精通した方だけを対象にしている芝居なのでしょうか?
そんなお客、一体どのくらいいるのでしょうか?
その割にはあのちらしは、大衆受けを狙っているように思います。
とってつけたような配布された説明のペーパーも、全然的を得てない。
時系列の説明より、観光ガイド本に載っている、1pくらいの歴史解説読んだ方が、余程タメになる。

演出家は何を観客に伝えたかったのか。

一部マニアの観客だけに受けたいのならそれで良い。私の趣味に合わなかっただけ。
現状は土曜というのに客席ガラガラ。嘆かわしいですよ、ホント。

今回は武田さんと市村さんの共演が、見たかった最大の動機。
(特に武田さん、ミッキーでホント感動したので)
だが生憎この2人が良くないのが、一幕が面白くない要因でもある。台詞が響いてこないのだ。
『コースト~』の役者さんは上手かったのだねぇ…。
二幕に惹きつけられたのは、秋山菜津子さんが中心になったからでしょう。

何か頭でっかちの芝居でした。
プロなら素人観客を少しは楽しませて頂きたいものです。

まぁ開幕したばかりなので、楽近辺にはもう少し「観客へ伝わる力」が強くなっていると思います…。

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